みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

口腔がんの原因

口腔がんの病因と誘因

 

口腔がんの病因および誘因には、次のようなものが挙げられます。

 

・喫煙

 

・飲酒

 

・慢性の機械的刺激

 

・感染

 

・紫外線

 

ここでは、それぞれの病因および誘因について、個別に解説していきます。

 

喫煙

 

口腔がんの原因で、最も重要な因子はタバコです。

 

タバコには発癌性物質が含まれており、喫煙者の発癌リスクは非喫煙者の7倍、死亡率に関しては4倍にもなります。

 

また、口腔がんと喫煙の関連でよくトピックとして出てくるものに、リバーススモーキング(逆転喫煙)というものがありますが、日本人には縁がないかと思います。

 

これは紙巻タバコの火がついた方を口腔内に入れて喫煙する方法で、口腔がんの発症リスクを著しく高めます。

 

リバーススモーキング関連口蓋角化症という病名も存在しています。

 

タバコに含まれる発癌性物質だけではなく、タバコの熱が直接、口蓋や舌粘膜に作用するためです。

 

・発癌性物質を含む

 

・発症率は7倍、死亡率は4倍

 

・リバーススモーキング関連口蓋角化症

 

飲酒

 

アルコールの摂取によって、口腔がんの発生リスクは高まります。

 

ただ、アルコール自体に、口腔粘膜に対する強い発癌性があるというわけではありません。

 

もちろん、アセトアルデヒドには発癌性があるのですが、口に含んだだけではそれほど問題にはならないのです。

 

多くの口腔がん患者は、喫煙と飲酒の両方を習慣としているため、アルコールはタバコの有害因子の効果を高める役割を果たしていると考えられます。

 

毎日のアルコール摂取量が200ml以上であると、口腔がんの発生リスクが有意に高まるというデータがあります。

 

ちなみに、欧米における口腔がん患者の約6〜7割はヘビードリンカーという報告があるくらいです。

 

・飲酒と喫煙の相乗効果

 

・毎日200ml以上の摂取で発癌リスクが高まる

 

・口腔がん患者の約6〜7割はヘビードリンカー(欧米)

 

慢性の機械的刺激

 

口腔内に不適合義歯やう蝕、充填物などがあると、口腔粘膜等に慢性的な刺激を与えることがあります。

 

この慢性の機械的刺激と、その他の発癌因子が合わせることで相乗効果が生まれ、口腔癌の発生を促すのです。

 

・不適合義歯

 

・う蝕

 

・充填物

 

感染

 

口腔がんは、次に挙げるような細菌やウイルスなどに感染することでも発症リスクが高まります。

 

・カンジダ菌

 

・ヒトパピローマウイルス

 

・梅毒トレポネーマ

 

・EBウイルス

 

紫外線

 

口腔がんの中でも、口唇にできる扁平上皮癌は紫外線の曝露によって発症が促進されます。

 

ちなみに、紫外線の波長で最も発癌性が高いのは290〜320nm(UVB)です。

 

 


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