みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

TNM分類

悪性腫瘍のTNM分類(口唇および口腔)

TNM分類とは

 

TNM分類とは、悪性腫瘍の進行度を示す指標です。

 

TNM(ティーエヌエム)とは、それぞれ次のことを意味します。

 

T (tumor) → 腫瘍

 

N (nodes) →リンパ節

 

M (metastasis) → 遠隔転移

 

T (tumor)は、腫瘍がどれだけ大きくなったのかを評価します。

 

N (nodes)は、悪性腫瘍周辺のリンパ節に転移があるかを評価します。

 

M (metastasis)は、悪性腫瘍から離れた臓器へ転移しているかを評価します。

 

悪性腫瘍の進行度を調べるには、この3点に着目すれば良いのです。

 

ちなみにTNM分類は、身体の28部位それぞれに、異なる指標が用意されています。

 

ここでは、口唇および口腔に関するTNM分類をご紹介します。

 

また、TNM分類を用いて評価する口腔がんのステージ分類に関しては、個別ページで解説していますのでそちらをご覧ください。

 

T-原発腫瘍の進行度

 

T (原発腫瘍)は、進行度に応じて、次のように分類されます。

 

T0

 

原発腫瘍を認めない

 

T1

 

原発腫瘍の大きさが2cm以下

 

T2

 

原発腫瘍の大きさが2〜4cm

 

T3

 

原発腫瘍の大きさが4cm以上

 

T4a

 

・口唇原発巣が隣接組織(骨髄質、舌、頸部皮膚)に浸潤したもの

 

・口腔原発巣が隣接組織(骨髄質、外舌筋、上顎洞、皮膚)に浸潤したもの

 

T4b

 

・咀嚼筋間隙、翼状突起、頭蓋底へ浸潤したもの

 

・内頸動脈を全周性に取り囲むもの

 

TX

 

原発腫瘍の評価不可能

 

Tis

 

上皮内癌

 

 

N-所属リンパ節の転移状況

 

N(所属リンパ節への転移)は、転移の状況によって次のように分類されます。

 

N0

 

所属リンパ節への転移なし

 

N1

 

単発の同側リンパ節転移で、大きさが3cm以下

 

N2a

 

単発の同側リンパ節転移で、大きさが3〜6cm

 

N2b

 

多発性の同側リンパ節転移で、大きさが6cm以下

 

N2c

 

両側性または反対側のリンパ節転移で、大きさが6cm以下

 

N3

 

リンパ節転移巣の最大径が6cm以上

 

NX

 

所属リンパ節転移の評価が不可能

 

M-遠隔転移の有無

 

M(遠隔転移)の有無は、次のように分類されます。

 

M0

 

遠隔臓器への転移がない

 

M1

 

遠隔臓器への転移がある

 

MX

 

遠隔転移の評価が不可能

 

口腔がんのステージ分類

 

口腔がんのステージ分類に関する表を掲載します。

 

詳しくは口腔がんのステージ分類をご覧ください。

 

Stage T N M
T 1 0 0
U 2 0 0
V

1,2

 

3

1

 

0,1

0

 

0

WA

1,2,3

 

4a

2

 

0,1,2

0

 

0

WB

anyT

 

4b

3

 

anyN

0

 

0

WC anyT anyN 1

 

 

 


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