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白板症(ハクバンショウ)

白板症の症状と治療法

白板症とは

 

白板症とは、口腔粘膜に生じる斑状の病変で、角化亢進により生じます。

 

WHOの定義では「摩擦によって除去できない白色の角化性病変で、臨床的あるいは病理組織学的に他の診断可能な疾患に分類できないもの」となっています。

 

・口腔粘膜に生じる斑状の病変

 

・粘膜の角化亢進

 

・他の診断可能な疾患に分類できないもの

 

白板症の好発部位

 

白板症の好発部位は以下の通りです。

 

・舌

 

・頬粘膜

 

・歯肉

 

・口腔底

 

・口唇

 

白板症の好発年齢

 

白板症の好発年齢は、50〜60歳代の高齢者です。

 

・50〜60歳代

 

白板症の男女比

 

白板症の男女比は2:1で、男性の方が2倍発症率が高くなっています。

 

男:女=2:1

 

白板症の原因

 

白板症の原因は以下の通りです。

 

・局所の慢性刺激
・喫煙
・アルコール
・ビタミンA欠乏

 

白板症の臨床的分類

 

白板症の臨床的な病型分類は、隆起の程度から平滑型と隆起型に分けられます。

 

平滑型は画像1のような「均一な白板型」と「紅斑混在型」に分類できます。

 

画像1

 

白板症の隆起型は画像2の通り、丘型と疣型に分類できます。

 

画像2

 

白板症の診断

 

白板症は臨床所見から比較的容易に診断することができます。

 

ただし、白板型の初期癌との鑑別は慎重に行う必要があります。

 

そのため、鑑別診断には生検が行われます白板症の組織検査では、以下に挙げるような組織所見が認められます。

 

・角化亢進
・有棘層の肥厚
・上皮脚の肥厚及び延長
・上皮性異形成
・上皮下の炎症細胞浸潤

 

白板症の治療法

 

白板症の治療は、まず誘因となっている喫煙や飲酒といった生活習慣や、不良補綴物による慢性的な刺激などを取り除くことから始めます。

 

その後、根治療法として病変部の外科的切除が実施されます。

 

上皮性異形成が見られる場合は将来、癌化するリスクが高いため、確実に切除することが求められます。

 

その他、凍結療法やレーザー療法(蒸散)が行われることもあります。

 

薬物療法では、ビタミンA誘導体の投与が行われるが、効果は不確実です。

 

【参考文献】

 

『口腔外科学 第3版』 医歯薬出版株式会社

 

 

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