溝状舌の原因と症状
溝状舌とは
溝状舌とは、舌背に多数の亀裂（溝）を認める舌の形態異常です。
・舌背に多数の溝を認める舌の形態異常
溝状舌の原因
溝状舌の根本的な原因は不明ですが、遺伝形質、加齢、ビタミン欠乏などが関与していると考えられています。
精神神経疾患、てんかん、ダウン症、新生児甲状腺機能低下症、クルーゾン症候群、メルカーソン・ローゼンタール症候群などで認められる症状です。
・根本的な原因は不明
・遺伝形質、加齢、ビタミン欠乏などが関与
溝状舌の特徴
舌の中央で前後に走る深い溝と、そこから外側に伸びる小さな葉脈のような亀裂が特徴です。
その他、縦溝のみのものや横行型のものなど、形態は多様です。
自覚症状はほとんどなく、味覚障害も現れません。
・舌の中央で前後に走る深い溝
・外側に伸びる小さな葉脈のような亀裂
・縦溝型や横行型など形態は多様
自覚症状はほとんどなし
・味覚障害もなし
溝状舌の治療法
治療の必要はありませんが、亀裂が深くなると、不潔になりやすくなるため、炎症を惹起します。
そのため、刺激痛が生じることがありますので、含嗽剤による洗口や舌ブラシによる清潔保持などの対症療法が行われることがあります。
・基本的に治療の必要はない
・亀裂が深くなると不潔になり炎症を惹起
含嗽剤による洗口や舌ブラシによる清潔保持などの対症療法
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