みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

ウェットボンディング法

ウェットボンディング法の意味

ウェットボンディング法とは

 

ウェットボンディングとは、歯科材料と象牙質の接着力を向上させるための手法です。

 

酸処理後に過度の乾燥を避け、コラーゲンを湿潤させたままボンディング材を塗布します。

 

歯面を湿らせたままボンディングするので、ウェットボンディング法、あるいはモイストボンディング法と呼ばれています。

 

・歯科材料と象牙質の接着力を向上させる

 

・酸処理後に乾燥させないでボンディング材を塗る

 

なぜ歯面を乾燥させてはいけないのか

 

酸処理によりエナメル質表面、象牙質表面のスミヤー層は溶解除去され、表面の汚染物質も除去されます。

 

エナメル質ではエナメル小柱の部位による耐酸性の違いから、小柱構造に基づく凹凸が形成されます。

 

一方、象牙質では表層部が脱灰され、象牙細管が開口し、コラーゲン線維の層が表面に露出します。

 

酸処理の作用

・エナメル質表面と象牙質のスミヤー層を溶解

 

・エナメル質は小柱構造に基づく凹凸形成

 

・象牙質はコラーゲン線維の層が露出

 

この脱灰象牙質は、水洗後の乾燥により収縮し、その後プライマー処理を行ったとしてもボンディングレジンを十分に浸透させるのは困難となるのです。

 

そのため、リン酸による前処理を行う接着システムでは、水洗後に歯面を乾燥させずに水分を保った状態でプライマー処理を行うウェットボンディング法が推奨されています。

 

 


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