傍骨膜注射法の意味
傍骨膜注射法とは
図1
傍骨膜注射法とは、骨膜の近傍で局所麻酔薬を注入する麻酔法です(図1)。
ですので骨膜下注射法のように、注射針を骨膜に接したり、骨膜下に深く入れたりすることはありません。
骨膜下に薬剤を注入すると強い痛みを伴うため、臨床の現場では、痛みの少ない傍骨膜注射法が広く行われています。
・骨膜の近傍で局所麻酔薬を注入する麻酔法
・注射針を骨膜に接したり深く入れたりしない
・骨膜下に薬剤を注入すると強い痛みを伴う
ただし、注射針が傍骨膜に到達したことは厳密にはわかりません。
そこで実際は、骨膜に到達した時の硬い感覚を最も深い刺入位置として、それ以上は進めずに麻酔薬を注入するようにします。
参考文献
『保存修復学21 第四版』 永末書店
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