みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

肺胸郭コンプライアンス

肺胸郭コンプライアンス

肺胸郭コンプライアンスとは

 

肺胸郭コンプライアンスとは、肺や胸郭の膨らみやすさを表すものです。

 

コンプライアンスが低いと肺や胸郭が膨らみにくいといえます。

 

肺胸郭コンプライアンスの異常で疑われる病気

 

肺胸郭コンプライアンスが正常値よりも高かったり、低かったりすると、次のような病気が疑われます。

 

肺コンプライアンス低下 → 肺線維症、無気肺、肺水腫  

 

肺コンプライアンス増大 → 肺気腫 

 

胸郭コンプライアンス低下 → 胸郭変形、胸水

 

静肺と動肺の違いについて

 

肺コンプライアンスには、静肺と動肺の2種類があります。

 

それぞれの違いには、次の通りです。

 

静肺コンプライアンス

 

人工呼吸器を装着した状態では、呼気経路が遮断されているため、気流を停止させることが可能となります。

 

この時に測定できるものを静肺コンプライアンスといいます。

 

動肺コンプライアンス

 

吸気から呼気に移行する際には、空気が気道抵抗を受けます。

 

この時に測定できるものを動肺コンプライアンスといいます。

 

ですので、動肺コンプライアンスには、気道抵抗の因子が加わっていることになります。

 

 


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