舌の支配神経
舌には、味覚、知覚、運動といった3つの働きがあります。
これらは、舌の神経によってコントロールされているのですが、各部位によって、支配神経が異なります。
とてもややこしいのですが、歯学を学ぶ上では非常に重要なポイントとなります。
ですので、舌の支配神経については、暗記してしまうことをお勧めします。
味覚
舌の前 2/3 鼓索神経
舌の後 1/3 舌咽神経
知覚
舌の前 2/3 舌神経
舌の後 1/3 舌咽神経
運動
舌下神経
味覚と知覚は、舌の後ろ1/3が舌院神経支配であることが共通しています。
舌の前2/3の支配神経が異なるだけですね。
また、運動に関しては舌下神経のみなので、覚えやすいかと思います。
味蕾が存在する場所は胎児と成人とで異なる!?
味覚は、味蕾が刺激を感知することによって生じます。
この味蕾は、成人の場合、有郭乳頭と葉状乳頭に存在しています。
一方、胎児の場合はこの2つに加えて、茸状乳頭と軟口蓋にも存在しているのです。
軟口蓋でもお乳の味を楽しめるなんて、驚きですよね。
舌の支配神経 関連ページ
- 舌乳頭(ゼツニュウトウ)の種類
- 小唾液腺の種類
- ワルダイエルの咽頭輪
- 歯槽骨(固有歯槽骨・支持歯槽骨)
- 歯肉(シニク)の種類
- 乳頭歯肉(ニュウトウシニク)〜歯間乳頭・コル
- 遊離歯肉(ユウリシニク)〜辺縁歯肉との違い
- 付着歯肉(フチャクシニク)
- ドリオピテクス型
- 翼突下顎ヒダ(ヨクトツカガクヒダ)
- ミュールライターの三歯徴
- 脳頭蓋(ノウトウガイ)
- 前歯(ゼンシ・マエバ)
- 臼歯結節(キュウシケッセツ)
- 歯帯(シタイ)
- 臼歯腺(キュウシセン)
- ルートトランク
- 顎舌骨筋線(ガクゼッコツキンセン)
- 歯内歯(シナイシ)
- 舌房(ゼツボウ)
- 真歯(シンシ)
- 角質歯(カクシツシ)
- 髄室角(ズイシツカク)
- 斜切痕(シャセッコン)
- 前側頭泉門(ゼンソクトウセンモン)
- 顎下三角
- オトガイ下三角
- 新産線(シンザンセン)
- 第七咬頭(ダイナナコウトウ)
- 舌骨上筋群(ゼッコツジョウキングン)
- 舌骨下筋群(ゼッコツカキングン)
- 内舌筋(ナイゼツキン)
- 軟口蓋筋(ナンコウガイキン)
- 台状根(ダイジョウコン)
- コーエンの歯面徴
- 外舌筋(ガイゼツキン)