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ハッチンソン歯の症状と組織像【画像】

ハッチンソン歯(前歯部の形成不全)

 

ハッチンソン歯とは

 

ハッチンソン歯(Hutchinson's tooth)は、先天性梅毒による歯の形成不全です。

 

エナメル質の形成不全により、上顎中切歯に半月状の欠損が生じます。

 

次の画像は、左が健全歯、右がハッチンソン歯です。

 

矢印部分に欠損があるのがわかります。

 

 

母体が梅毒トレポネーマに感染することで、その影響が胎児にも及びます。

 

ハッチンソンといえば、ハッチンソンの3徴候が有名ですね。

 

ハッチンソンの3徴候

・実質性角膜炎

 

・内耳性聾

 

・ハッチンソン歯

 

このようにハッチンソン歯は、梅毒感染により生じる3徴候の1つです。

 

ハッチンソン歯の症状

 

ハッチンソン歯の症状は、主に永久歯の上顎中切歯に現れます。

 

上顎中切歯の切縁中央に、半月状の欠損が生じるのです。

 

その他、切縁部の幅径が歯頸部よりも狭いという特徴を挙げることができます。

 

これらの症状は、上顎中切歯だけではなく、上顎側切歯、犬歯にもみられます。

 

・上顎中切歯の切縁に半月状の欠損

 

・切縁部の幅径が歯頸部よりも狭い

 

・上顎側切歯と犬歯にもみられる

 

ハッチンソン歯の組織像

 

ハッチンソン歯は、エナメル質の石灰化不全により、次のような組織像が確認されます。

 

・象牙質に多数の球間象牙質

 

・細胞封入の象牙質

 

 

 

参考文献

 

『新口腔病理学』 医歯薬出版株式会社

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