みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

不整象牙質(不正象牙質)

不整象牙質(フセイゾウゲシツ)

不整象牙質とは

 

不整象牙質とは、加齢に伴って形成される、不完全な象牙質です。

 

硬組織が外傷などで欠損したり、病的な刺激によって形成されるものではありません。

 

形成される原因が加齢と聞くと、第二象牙質を思い浮かべてしまいますが、組織学的には第三象牙質に特徴が似ています。

 

ですので、原生象牙質よりも未分化であるといえます。

 

・加齢に伴って形成

 

・組織学的には第三象牙質に類似

 

そんな不整象牙質は、根分岐部の髄床底や根管壁に添加されていきます。

 

・根分岐部の髄床底

 

・根管壁

 

不整象牙質は、不正象牙質と表記されることもありますので注意しましょう。

 

 


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