圧下(アッカ)
圧下(intrusion)とは
圧下とは、歯を長軸方向に添って、歯槽骨の中へと押し込む処置です。
矯正治療では、歯の挺出と同様に、歯を圧下させたいと思うケースは沢山ありますが、そう簡単ではありません。
圧下が難しい理由
歯槽骨はとても硬い組織です。
また、歯は歯根膜によって固定されていますので、そう簡単に歯槽骨の中へ押し込むことはできません。
それだけに、歯の移動様式の中で、最も困難な処置であると言われています。
ちなみに、歯根膜線維のうち、斜走線維によって固定されている力が強いと言えます。
臨床の現場では、この圧下を実現させるために、矯正用インプラントやヘッドギアなどを用いることがあります。
これらは非常に強い固定源が得られるため、ある程度の圧下を実現させることが可能です。
圧下(アッカ) 関連ページ
- 嫌気性細菌(ケンキセイサイキン)
- 根尖性歯周組織(コンセンセイシシュウソシキ)
- 傾斜移動(ケイシャイドウ)
- 歯体移動(シタイイドウ)
- トルク(torque)
- トータルディスクレパンシー
- ヘッドギア
- クワドヘリックス
- 緩徐拡大装置(カンジョカクダイソウチ)
- ドリフトドンティクス
- アミロイド変性
- アナコレーシス(anachoresis)
- 羊皮紙様感(ヨウヒシヨウカン)
- 根分岐部病変(コンブンキブビョウヘン)
- パーフォレーション(穿孔)
- EDTA(エデト酸)
- 挺出(テイシュツ)
- 回転(カイテン)
- 切歯斜面板(セッシシャメンバン)
- 構成咬合(コウセイコウゴウ)
- 中心咬合位(チュウシンコウゴウイ)
- Hellman(ヘルマン)の歯年齢
- カントゥア
- ビーディング
- 安静空隙(アンセイクウゲキ)
- ハミュラーノッチ
- アーライン
- フレンジテクニック
- バランシングランプ
- 延長ブリッジ
- 頬棚(バッカルシェルフ)
- ポストダム
- ボンウィル三角
- 歯間離開度
- 選択的加圧印象
- 鼻唇溝(ビシンコウ)
- レトロモラーパッド
- デンチャープラーク
- 隣接面板(リンセツメンバン)
- オーラルディスキネジア
- チューイン法
- 反復唾液嚥下テスト(RSST)
- ワルクホッフ小球
- SPA要素
- フランクフルト平面(FH平面)
- ワイヤークラスプ(線鉤)
- ティッシュストップ
- カンペル平面
- 咬合小面(コウゴウショウメン)
- マテリアアルバ(白質)
- EBAセメント(酸化亜鉛ユージノールセメント)
- HEMA(ヘマ)
- パラファンクション