みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

切歯斜面板(セッシシャメンバン)

切歯斜面板(セッシシャメンバン)

切歯斜面板とは

 

切歯斜面板とは、反対咬合の患者さんに用いられる、プレート状の矯正装置です。

 

着脱可能なので、設置するのも簡単です。

 

切歯斜面板の使用目的

 

切歯斜面板の使用目的は、舌側に傾斜している上顎の前歯を前方へ戻すことです。

 

本来、前歯というのは、上顎の方が前方へ出ていますよね。

 

これが後方へ引っ込んでしまっている場合に、切歯斜面板を用いて、正常化させるのです。

 

ちなみに、切歯斜面板は間歇的な力によって、歯を動かします。

 

切歯斜面板の適応

 

切歯斜面板は、反対咬合の症例に適用されます。

 

特に、前歯の1歯か2歯に限られた反対咬合が対象となります。

 

つまりこれは、歯性の反対咬合という意味でもあり、顔面頭蓋の形態や発育に問題のある骨格性の反対咬合では用いることができません。

 

・反対咬合の原因が歯槽突起に限局している場合に用いる

 

・骨格性の反対咬合には用いられない

 

切歯斜面板の使用時期とその期間について

 

切歯斜面板に使用時期は、混合歯列期です。

 

混合歯列期であれば、歯を柔軟に動かすことができるため、切歯斜面板の効果も最大限発揮されます。

 

切歯斜面板の使用期間については、3〜4週間程度をお考えください。

 

それ以上長い期間、使用を続けると開咬になる恐れが出てきますので、注意が必要です。

 

 

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