みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

鋳肌荒れ(イハダアレ)

鋳肌荒れの原因と防止策

鋳肌荒れとは

 

鋳肌荒れとは、鋳造欠陥(チュゾウケッカン)の一種で、鋳造体の全面または局所の表面(鋳肌)が荒れて、粗造になる現象です。

 

・鋳造欠陥の一種

 

・鋳造体の全面または局所の表面(鋳肌)が荒れて粗造になる現象

 

鋳肌荒れの5つの原因

 

鋳肌荒れの原因としては、以下に挙げる5つが考えられます。

 

原因1

 

埋没時の混水比を大きくし過ぎて、埋没材の気孔が大きくなり、鋳型壁面が荒れる

 

原因2

 

埋没材に粒子の粗いものを用いる

 

原因3

 

ワックスパターンの表面に、アルコールや界面活性剤が残っていたにも関わらず、そのまま埋没して局所的に硬化が遅れる

 

原因4

 

埋没材の早期加熱や急加熱をして、鋳型壁面が荒れる

 

原因5

 

溶湯の温度を上げ過ぎて、鋳造時に鋳型表面と化学反応が生じて荒れる

 

鋳肌荒れが生じやすい金属

 

鋳肌荒れは、Co-Cr系合金など、融点が1300℃を超える金属で生じやすいです。

 

Co-Cr系合金

 

融点が1300℃を超える金属

 

 


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