リドカイン塩酸塩の特徴や薬理効果
リドカイン塩酸塩とは、
リドカイン塩酸塩とは、歯科領域で最も使用頻度の高い薬剤です。
浸潤麻酔や伝達麻酔に用いられるアミド型局所麻酔薬です。
・歯科で最も使われている麻酔薬
・浸潤麻酔、伝達麻酔
・アミド型局所麻酔薬
リドカイン塩酸塩の特徴
リドカイン塩酸塩は、0.5〜2%濃度溶液で使用され、アドレナリンを含ませることで持続時間が延長されます。
発現速度が速く、効力もプロカインの2倍にも及ぶ、薬理効果の強い麻酔薬です。
・0.5〜2%濃度溶液で使用
・アドレナリン添加で持続時間延長
・発現速度が速い
・効力はプロカインの2倍
リドカイン塩酸塩の使用法
リドカイン塩酸塩の最大使用量は、アドレナリン添加で500mgとなっています。
リドカイン塩酸塩には、抗不整脈作用があり、心室性不整脈(静脈用)に使用されることがあります。
リドカイン塩酸塩の禁忌
リドカイン塩酸塩の禁忌症は以下の通りです。
・リドカイン塩酸塩に含まれる成分への過敏症
また、アドレナリンが添加されたリドカイン塩酸塩では、以下に挙げるような症状を持つ患者は原則禁忌となります。
・高血圧
・動脈硬化
・心不全
・甲状腺機能亢進
・糖尿病
・血管攣縮