歯頸部投影法の意味と特徴
歯頸部投影法とは
・口内法X線撮影の一種
・歯槽頂をよく観察できるようにした二等分法の変法
・歯槽頂縁投影法(別名)
骨吸収状態の把握に有用
歯頸部投影法とは、口内法X線撮影の一種で、歯槽頂縁投影法と呼ばれることもあります。
歯槽頂をよく観察できるようにした二等分法の変法です。
歯頸部投影法の特徴
通常の二等分法は、X線の主線が斜めに入射するため、頬舌側の歯槽頂が重なり、歯槽頂の観察には適さないです。
一方、歯頸部投影法であれば、主線を歯軸に対してほぼ直角になるような垂直的角度で、歯頸部に向けた照射が行われるため、頬舌側の歯槽頂の重なりを防ぎ、骨吸収状態を正確に把握することが可能となります。
・主線を歯軸に対してほぼ直角になるような垂直的角度で入射
・頬舌側の歯槽頂の重なりを防止
骨吸収状態を正確に把握することが可能