呼吸運動に関係する筋肉
私たちが何気なく行っている「呼吸」も立派な運動のひとつです。
そのため、呼吸運動を担っている筋肉が存在しています。
これを呼吸筋と呼びます。
呼吸筋は、「安静時の呼吸」と「強制的な呼吸」とで、種類が異なってきます。
安静時の呼吸
吸気 → 横隔膜、外肋間筋
呼気 → 筋肉を使用しない
*吸った際に使用した筋肉が弛緩すると、自動的に肺が収縮し、空気を取り込みます。これは、肺と胸郭の弾性によるものです。
強制的な呼吸
吸気 → 横隔膜、外肋間筋、副呼吸筋(胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋)
呼気 → 腹筋、内肋間筋
このように、呼吸には様々な筋肉が関与しているのです。
安静時の呼気では、筋肉を使用しないことから、呼吸では吸気が主体となっていることがわかります。