みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

口腔フローラ

口腔フローラ(flora)

口腔フローラとは

 

口腔フローラは、口腔内で形成されている細菌叢を意味しています。

 

フローラ(flora)という単語が、細菌叢や植物相といった意味を持っているのです。

 

口腔内には700種以上の菌種が生息している

 

ヒトの消化管には、沢山の細菌が生息しています。

 

とりわけ、口腔と大腸で検出される細菌の数は群を抜いています。

 

口腔内に限っては、菌の種類だけでも700種以上にも及ぶのです。

 

口腔フローラの特徴

 

口腔フローラは、舌背、歯面、歯肉溝などに形成されます。

 

そんな口腔フローラを形成している細菌には、次のような特徴があります。

 

・レンサ球菌が最大の比率を占める

 

・強病原性菌はいない

 

・歯や口腔粘膜に付着可能な菌のみが定着

 

ちなみに、新生児の口腔は、まだ無菌状態が保たれています。

 

それが産道を通る過程や、母親の唾液や皮膚のフローラと接触することによって、新生児の口腔内にも細菌感染が引き起こされるのです。

 

 


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