自律神経の拮抗作用
自律神経の二重支配
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つに分類することができます。
この2つは、アクセルとブレーキの関係にあり、体の器官を二重支配によって管理しているのです。
自律神経は、個々の臓器において次のような拮抗作用を見せます。
| 交感神経 | 副交感神経 | |
|---|---|---|
| 瞳孔 | 散大 | 収縮 |
| 心臓 | 血圧↑ 心拍↑ | 血圧↓ 心拍↓ |
| 肝臓 | 糖分解 | 糖合成 |
| 気管支 | 弛緩 | 収縮 |
| 膀胱 | 弛緩 | 収縮 |
| 消化管 | 抑制 | 亢進 |
| 唾液腺 | 減少 | 増加 |
| 血管 | 収縮 | − |
補足
肝臓では、グリコーゲン呼ばれる糖が分解及び合成されます。
唾液腺においては、交感神経が優位になることで、粘性の高い唾液が少量分泌され、副交感神経が優位になると、漿液性の唾液が多量に分泌されるようになります。
それから血管は、基本的には交感神経にのみ支配されています。
ただし、一部の外分泌腺や外性器の血管は、副交感神経によって拡張するものがあります。
ともあれ、人体の恒常性を保つ上では、いずれの作用も重要といえます。