Applegate(アップルゲート)の法則
Applegate(アップルゲート)の法則とは
Kennedyの分類は、部分床義歯を設計する上で、非常に有用な症型分類です。
ただ、そのまま臨床応用すると、少し使いにくい部分があります。
そうしたKennedyの分類の短所を補ってくれるのがApplegate(アップルゲート)の法則です。
・Kennedyの分類の短所を補うための法則
Applegateは、Kennedyの分類をすべての歯列部分欠損症例に適用できるように、8つの法則を提唱しました。
このApplegateの法則を用いれば、Kennedyの分類をさらに的確に臨床応用することが可能となります。
・8つの法則ですべての歯列部分欠損症例に適用可能となる
Applegate(アップルゲート)の8つの法則
Kennedyの分類のためのApplegate(アップルゲート)の法則は、次の8つです。
法則1
分類は前処置としての抜歯により変わるため、前処置後に行うべきである
法則2
原則的に第三大臼歯は分類の対象とならない
法則3
第三大臼歯を支台歯として活用する場合は、第三大臼歯も分類の対象となる
法則4
第二大臼歯が欠損していても補綴処置を施さない場合は、該当する第二大臼歯を分類の対象としない
法則5
同一歯列内に複数の欠損領域がある場合は、最後方の欠損領域で分類する
法則6
級を決める欠損領域以外の欠損は、類型として分類する
(T〜V級には中間欠損の数に応じた類型がある)
法則7
類型は欠損領域の広さではなく、欠損領域の数により分類される
法則8
上位の級の分類が優先されるため、W級には類型が存在していない
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