みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

フッ化物による急性中毒の救急処置法

フッ素やフッ化物による急性中毒の救急処置法について

フッ化物による急性中毒への対処法

 

フッ素やフッ化物によって急性中毒を起こした場合、次の4つの方法で救急対応を行うことができます。

 

・牛乳の経口投与

 

・1%カルシウム溶液、石灰水での胃洗浄(2mg/kg以上)

 

・10%グルコン酸カルシウムの静脈注射

 

・ブドウ糖溶液、生理食塩水による補液

 

フッ化物の誤飲直後は牛乳が有効

 

牛乳の経口投与は、フッ化物を誤飲した直後に有効といえます。

 

誤飲してから時間が経過したら、その他の方法で対処しましょう。

 

カルシウムがフッ素の毒性を抑える

 

カルシウム溶液や石灰水、それからグルコン酸カルシウムを使用する目的は、摂取したフッ素の毒性低下です。

 

これらのカルシウムがフッ素と結合し、フッ化カルシウムとなることで、不溶性の物質が出来上がります。

 

その結果、フッ素の毒性が抑えられるのです。

 

 


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