根分岐部病変(コンブンキブビョウヘン)
根分岐部病変とは
根分岐部病変とは、多根歯の分岐部に現れる異常です。
主に、歯周病の進行によって、根分岐部の歯肉にアタッチメントロスが生じることが原因となります。
その他、う蝕や歯科治療中のパーフォレーションが原因となることもあります。
・歯周病
・う蝕
・パーフォレーション(歯科治療)
根分岐部は解剖学的に複雑な形態をしており、プラークコントロールが難しい部位と言えます。
そんな根分岐部が口腔内に一部でも露出してしまうと、細菌感染等を容易に起こすようになるのです。
治療上の注意点
根分岐部病変では、まず以下の3点について注意する必要があります。
・歯根の離開状態
・分岐部におけるセメント・エナメル境(CEJ)からの距離
・罹患歯が生活歯か失活歯か
そして、実際に治療を進めていく上では、以下の4点について考慮しましょう。
・歯の解剖学的形態
・生体の抵抗力
・患者の協力状況
・患者の年齢
具体定期名処置に関しては、根分岐部病変の治療法で解説しています。
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