アミロイド変性
アミロイド変性とは
アミロイド変性とは、アミロイドと呼ばれる特殊なタンパク質が蓄積することで生じる、組織の病態です。
アミロイドは、半透明の無構造な物質で、硝子質や膠様質に似た糖タンパク質です。
線維状を成し、次第に蓄積していくことで、様々な疾患を引き起こしていきます。
例えば、次に挙げるような神経性疾患は、アミロイドタンパクが原因となって発症します。
・アルツハイマー型認知症
・パーキンソン病
・伝達性海綿状脳症
・ハンチントン病
このように、アミロイドというのは神経組織に沈着して障害を引き起こしていくのです。
歯髄でも、こうしたアミロイド変性が起こることがあります。
硝子質や膠様質との鑑別
先ほど、アミロイドは硝子質や膠様質と似ていると述べました。
そこで、病理学的には以下の点に着目することで、アミロイドとその他の物質とを鑑別することができます。
・エオジン染色で淡紅色に
・ヨード反応陽性
・コンゴーレッドで赤色に
・塩基性色素で異染色を示す
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