ドリフトドンティクス
ドリフトドンティクスとは
ドリフトドンティクスとは、アレキサンダーという著名な矯正医が提唱した概念です。
具体的には、大臼歯の遠心移動を行うと前方にある歯も遠心へと移動してくるという現象です。
これは、歯間水平線維によって、両者が結ばれているために起こります。
例えば、2つのものを大きな輪ゴムでつなぎ、片方を遠くへ移動させると、もう片方も同じ方向へ移動していきますよね。
歯間水平線維にも輪ゴムのような牽引力が働くため、ドリフトドンティクスといった現象が起こるのです。
ですから、ヘッドギヤやリップバンパーで大臼歯を遠心移動させると、自ずと小臼歯なども遠心移動してきます。
その結果、叢生などの歯列不正が改善されることとなります。
その他、抜歯をした後に矯正装置をはめず、しばらく放置することがあります。
これもドリフトドンティクスの現象を利用したもので、歯が自然に動いていくのを待っているのです。
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