歯科国試過去問 94B-6
乳歯外傷による後続永久歯への影響で誤っているものはどれか。
a. 萌出方向の異常
b. 歯根の彎曲
c. 象牙細管の消失
d. エナメル質の白斑
e. 萌出遅延
*解答はページの一番下に掲載しています。
乳歯と後続永久歯の関係
後続永久歯への悪影響とは
小児は、転倒などによって外傷を受けやすく、歯を損傷する機会も多いです。
そうして乳歯に外傷を負った場合、実は後続永久歯にも大きな影響を与えることがあります。
乳歯外傷による後続永久歯への悪影響には、次のようなものが挙げられます。
・エナメル質形成不全
・歯の萌出異常
・歯根の発育異常
・歯冠の変形
エナメル質形成不全
エナメル質形成不全では、歯面に白斑や黄褐色の変色が見られるようになります。
歯の萌出異常
乳歯の外傷によって、永久歯の萌出方向や萌出位置に異常が現れることがあります。
また、萌出が遅延したり、萌出そのものが起こらず、埋伏したままになることもあり得ます。
歯根の発育異常
歯根が彎曲したり、発育が進まず短根歯となることもあります。
歯冠の変形
乳歯の外傷によって、後続永久歯に歯冠の変形をもたらすことがあります。
参考文献
解答
a ×
b ×
c ○
d ×
e ×