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口腔外科学

 

(随時更新中)

口腔外科学記事一覧

炎症の5徴候

細菌やウイルスに感染したり、打撲や捻挫などの外傷を受けると、体に炎症反応が起こります。その指標となるのが、「炎症の5徴候」です。次の5つが見られたら、炎症が起きていると判断しましょう。1.発赤2.発熱3.腫脹4.疼痛5.機能障害炎症の5徴候が生じるメカニズムでは、この5徴候がどういった流れで生じるの...

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咬筋肥大症の原因と治療法

咬筋肥大症とは咬筋肥大症(hypertropy of the masseter mascle)とは、顎の筋肉に腫瘤状の腫脹が見られる病態です。特に、歯を食いしばった際に腫瘤が目立ち、触ってみるとある程度の硬さを感じます。エラが張っているように見えることもあります。これは咬筋が肥大しているために現れる...

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シェーグレン症候群の原因と症状

シェーグレン症候群とはシェーグレン症候群とは、口腔と眼に乾燥症状が現れる自己免疫疾患です。特に、唾液腺と涙腺に症状が集中しているため、臓器特異的自己免疫疾患と呼ばれることもあります。好発年齢は中年で、女性の発症率が圧倒的に高くなっています。全体では1000人に6〜10人の割合で発症しています。・口腔...

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シェーグレン症候群の診断基準と治療法

シェーグレン症候群の検査シェーグレン症候群では、次の4つの検査を受けることになります。このうち、2つ以上の項目で陽性が出た場合に、確定診断が下されます。・生検病理組織検査(口唇生検/涙腺生検)・口腔検査(唾液分泌検査/唾液腺造影)・眼科検査(涙線分泌検査)・血清検査シェーグレン症候群の診断基準シェー...

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前癌病変(ゼンガンビョウヘン)

前癌病変とは前癌病変とは、癌になる一歩手前の状態です。ですので、白板症や紅板症といった具体的な症状が現れています。・白板症・紅板症WHOの定義に基づいて表現すると、次のようになります。正常な状態と比較して、より癌化しやすい形態的な変化を起こした組織前癌状態より前癌病変の方が癌になる確率が高いよく似た...

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前癌状態(ゼンガンジョウタイ)

前癌状態とは前癌状態とは、癌になる可能性が普通の組織よりも高まっている状態を指します。前癌病変ほどは深刻ではありません。WHOの定義に基づいて表現すると、次のようになります。癌の危険性が有意に増加した状態口腔領域の前癌状態口腔領域の前癌状態には、次のようなものが挙げられます。それぞれの状態を放置する...

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前癌病変と前癌状態の違い

前癌病変の方が癌化しやすい前癌病変と前癌状態は、とても混同されやすい病態です。字面もほぼ同じで、異なるのは「状態」と「病変」だけですね。両者の違いをざっくりと表現すると、前癌病変の方が癌になる確率が高まっているといえます。前癌病変には、白板症や紅斑症など、癌に移行する一歩手前の症状が現れているからで...

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紅板症の症状と治療法

紅板症(コウバンショウ)とは紅板症とは、紅色肥厚症とも呼ばれる病変で、組織がビロード状に発赤します。こういった症状は色々なケースで生じるものですが、その他の疾患といかなる関連性も見いだせない場合に「紅板症」という臨床診断名がつけられます。ただし、病理組織学的には、上皮内癌や初期浸潤癌、それから上皮異...

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臨床診断名と病理診断名の違い

確定診断までに便宜上必要となる言葉臨床の現場では、「臨床診断名」と「病理診断名」という、非常に似通った言葉が使われています。これは、病気を正確に診断するためには、いくつかのプロセスを踏まなければならないためです。確定診断に至るまでは、沢山の医療従事者が関与することになります。その際、情報伝達をスムー...

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唾液腺の炎症を伴う6疾患

唾液腺の炎症(分類)唾液腺の炎症は以下のように、大きく3つに分類することができます。・細菌感染性・ウイルス感染性・自己免疫疾患等細菌感染性細菌感染性では、唾液腺に様々な細菌が感染することで炎症が起こります。開口部から逆行性に炎症が波及していくことが特徴です。ウイルス感染性ウイルス感染性では、ムンプス...

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巨細胞封入体症の原因と病理

巨細胞封入体症とは巨細胞封入体症とは、サイトメガロウイルスに感染することで発症する病気です。唾液腺に好発するため、サイトメガロウイルスには唾液腺ウイルスという別称も存在しています。胎児や新生児、乳幼児が感染しやすいウイルスです。・サイトメガロウイルス・唾液腺に好発・胎児や乳幼児が発症巨細胞封入体症の...

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手足口病の原因と症状

手足口病とは手足口病とは、ウイルス感染によって発症する病気です。病名の通り、手の平や足の裏、それから口腔内に水疱性の湿疹が現れます。乳幼児が罹りやすく、幼稚園などで集団感染を起こすことがあります。手足口病の原因手足口病は、次のウイルスに感染することによって発症します。・コクサッキーウイルスA6、A1...

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ヘルパンギーナの原因と症状

ヘルパンギーナとはヘルパンギーナ(herpangina)は、ウイルスに感染することにより発症する疱疹性(ホウシンセイ)の病気です。そのため、疱疹性アンギーナと呼ばれることもあり、水疱性の湿疹が現れるという特徴があります。ヘルパンギーナは手足口病と類似した点が非常に多いです。「手足口病とヘルパンギーナ...

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エイズ(AIDS)にみられる口腔内病変

エイズ(AIDS)とはエイズとは、後天性免疫不全症候群と呼ばれる病気で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染することによって発症します。感染経路は性的接触が主で、その他、献血などで感染することがあります。エイズにおける口腔内病変エイズを発症すると、口腔内に様々な病変が現れます。感染症・カンジダ症・H...

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口腔がん〜発生率・好発年齢

口腔がんとは口腔がんとは、口腔内やその周囲の組織に生じる悪性腫瘍で、全ての悪性腫瘍の約1〜3%を占めています。罹患数も年間で6000人を超えており、死亡数は3000人というデータがあります。口腔がんはあくまで総称で、舌や歯肉、頬粘膜といった部位に応じて、色々な病名がつけられます。その中でも罹患率が最...

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口腔がんの原因

口腔がんの病因および誘因には、次のようなものが挙げられます。・喫煙・飲酒・慢性の機械的刺激・感染・紫外線ここでは、それぞれの病因および誘因について、個別に解説していきます。喫煙口腔がんの原因で、最も重要な因子はタバコです。タバコには発癌性物質が含まれており、喫煙者の発癌リスクは非喫煙者の7倍、死亡率...

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口腔がんの種類

口腔がんの種類(臨床的部位分類)口腔がんは、部位に応じて異なる病名がつけられています。ただし、これらは全て組織学的には扁平上皮癌です。・口唇癌・頬粘膜癌・歯肉癌・硬口蓋癌・口腔底癌・舌癌・口峡咽頭癌・上顎洞癌・顎骨中心癌・多発性癌口腔がんの部位別発生率口腔がんの部位別発生率は、以下の通りです。・舌 ...

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TNM分類

TNM分類とはTNM分類とは、悪性腫瘍の進行度を示す指標です。TNM(ティーエヌエム)とは、それぞれ次のことを意味します。T (tumor) → 腫瘍N (nodes) →リンパ節M (metastasis) → 遠隔転移T (tumor)は、腫瘍がどれだけ大きくなったのかを評価します。N (nod...

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口腔がんのステージ分類

口腔がんの4つのステージ口腔がんは、TNM分類を用いることで、次のような4つのステージに分けることができます。臨床の現場では、このステージ分類で診療が進められていくことになります。StageTNMT100U200V1,2310,100WA1,2,34a20,1,200WBanyT4b3anyN00W...

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エナメル上皮腫の原因と症状

エナメル上皮腫とはエナメル上皮腫(Ameloblastoma)とは歯原性腫瘍のひとつで、基本的に良性腫瘍です。歯原性腫瘍の約10%を占めます。転移性エナメル上皮腫は悪性腫瘍で、肺や胸膜などに転移を起こします。・ほとんどが良性腫瘍・歯原性腫瘍の約10%・転移性エナメル上皮腫は悪性腫瘍エナメル上皮腫の好...

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悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫・非ホジキンリンパ腫)

悪性リンパ腫とは悪性リンパ腫とは、次に挙げるようなリンパ節を構成する細胞からなる悪性腫瘍です。・リンパ球・組織球・前駆細胞リンパ節は全身へ系統的に分布しているため、悪性リンパ腫は全身を系統的に侵していきます。中でも頭頸部のリンパ節は、悪性リンパ腫の好発部位となっています。そんな悪性リンパ腫は、ホジキ...

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歯肉がんの症状と治療法

歯肉癌とは歯肉癌(carcinoma of gingiva)とは、歯肉に発生する悪性腫瘍です。口腔癌の中では、舌癌に次いで発生頻度が高い癌となっています。・舌癌の次に多い歯肉癌の好発年齢歯肉癌は、50歳以上の男性に発生しやすい癌です。顎骨中心性のものは比較的若年者に多いです。・50歳以上の男性に好発...

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頬粘膜癌の症状と治療法

頬粘膜癌とは頬粘膜癌は、頬粘膜に発生する悪性腫瘍です。日本人の発生率は少なく、東南アジアやインドでは多発しています。口腔癌全体では、約9%を占めます。・頬粘膜の悪性腫瘍・日本人の患者は少ない・口腔癌の中の約9%頬粘膜癌の好発年齢頬粘膜癌の好発年齢は60〜70歳代で、男性に多いです。・60〜70歳代の...

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口唇癌の症状と治療法

口唇癌とは口唇癌とは、口唇にできる悪性腫瘍です。日本人には少ない病気で、欧米では好発しています。発生部位が口唇だけに、早期発見が容易で、腫瘍の発育も緩慢であるため、口腔癌の中では予後が最も良好といえます。また、口腔癌の中では最も発生頻度が低く、口腔癌全体の1〜2%に留まります。・日本人に少ない・腫瘍...

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口腔底癌の症状と治療法

口腔底癌とは口腔底癌とは、口腔底に発生する悪性腫瘍です。全ての口腔癌の3〜5%を占める病気です。欧米ではさらに発生率が高く、16〜20%となっています。発生初期には、小潰瘍を伴う硬結が現れます。・全口腔癌の3〜5%・小潰瘍を伴う硬結を肉眼で確認口腔底癌の好発年齢口腔底癌は、30〜60歳代に好発し、男...

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硬口蓋癌の症状と治療法

硬口蓋癌とは硬口蓋癌とは、硬口蓋に発生する悪性腫瘍で、口腔癌全体の約3%を占めます。口腔底癌や頬粘膜癌よりも発生頻度が低く、比較的稀な病気といえます。ちなみに、東南アジアでは、リバーススモーキングや香辛料の過剰摂取との関連から、発生頻度が高くなっています。・口腔癌全体の約3%(日本では稀)・東南アジ...

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白板症(ハクバンショウ)

白板症とは白板症とは、口腔粘膜に生じる斑状の病変で、角化亢進により生じます。WHOの定義では「摩擦によって除去できない白色の角化性病変で、臨床的あるいは病理組織学的に他の診断可能な疾患に分類できないもの」となっています。・口腔粘膜に生じる斑状の病変・粘膜の角化亢進・他の診断可能な疾患に分類できないも...

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智歯周囲炎(チシシュウイエン)〜Perico(ペリコ)

智歯周囲炎とは智歯周囲炎とは、8番目の歯である親知らずに生じる炎症性疾患です。・親知らずが原因の炎症親知らずは正常に生えているケースの方が珍しく、多くの場合、半埋伏や傾斜といった状態で口腔内に露出しています。そのため清掃がしにくく、不潔となることで親知らずの周囲に炎症が生じることがあります。Peri...

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スタビライゼーションスプリント

スタビライゼーションスプリントとはスタビライゼーションスプリントとは、スプリント療法に用いられる器具です。スプリントというのは、いわゆるマウスピースのことです。全歯列接触型スプリントと呼ばれることもあります。・スプリント療法に用いられる器具・全歯列接触型スプリント(別称)スタビライゼーションスプリン...

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ガマ腫(ラヌーラ)

ガマ腫(ラヌーラ)とはガマ腫とは、粘液貯留嚢胞の一種です。顎下腺導管(ワルトン管)や舌下腺導管(バルトリン管)由来の嚢胞で、口底部に片側性に生じ、病変部は、半球状膨隆を呈します。比較的女性に多く発症する病気です。そんなガマ腫はラヌーラと呼ばれることもあります。ちなみに、見た目がガマの咽頭嚢に似ている...

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静止性骨空洞(セイシセイコツクウドウ)

静止性骨空洞とは静止性骨空洞とは、下顎管の下方に発生する偽嚢胞です。直径1〜3cm大で、パノラマエックス線では類円形の透過像として現れます。舌側寄りの皮質骨が欠損します。そんな静止性骨空洞は、報告者の名前にちなんで、スタフネの骨空洞と呼ばれることもあります。・下顎管の下方に発生する偽嚢胞・直径1〜3...

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疱疹性歯肉口内炎(ホウシンセイシニクコウナイエン)

疱疹性歯肉口内炎とは疱疹性歯肉口内炎とは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)の初感染により生じる病変です。・単純ヘルペスウイルス1型疱疹性歯肉口内炎の症状疱疹性歯肉口内炎では、最初の一週間は潜伏期であり、発熱、食欲不振、全身倦怠感といった全身症状が現れます。潜伏期・発熱・食欲不振・全身倦怠感その...

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