みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

予防歯科学

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(随時更新中)

予防歯科学記事一覧

ペリクル(獲得被膜)

ペリクル(pellicle)は、歯の付着物の一種です。歯面全体を覆っている、被膜と言うことができます。また、ブラッシングをして数分後には、既に形成されています。つまり、私たちの歯には、絶えずペリクルが存在しているのです。そんなペリクルは、歯垢と混同されがちですが、別物です。歯垢との違いは、構成されて...

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フッ化物の全身応用

フッ化物は、う蝕予防に効果があります。フッ化物を作用させることにより、歯質の強化へとつながるのです。そんなフッ化物のう蝕予防には、全身応用と局所応用の2種類があります。ここでは、全身応用について説明していきます。水道水フッ化物濃度調整(フロリデーション)水道水フッ化物濃度調整は、フロリデーションとも...

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フッ化物の局所応用

フッ化物のう蝕予防には、全身応用と局所応用とがあります。ここでは、局所応用について詳しく説明していきます。フッ化物の局所応用は、以下の5つの方法で行われます。ちなみに、フッ化物による急性中毒は体重30kgの人が60mgF摂取することにより起こります。フッ化物洗口法フッ化物洗口法は、フッ化ナトリウム水...

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口臭の原因

口臭の原因には、主に次の5つを挙げることができます。自浄作用の低下私たちのお口の中は、放っておいても口臭の元を取り除く機能が働いています。これを自浄作用と言います。この自浄作用を担っているのは、主に唾液です。唾液の中には、口臭の原因となる細菌を殺したり、食べカスを洗い流す成分などが豊富に含まれている...

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唾液の性質

通常、お口の中には混合唾液(全唾液)と呼ばれるものが存在しています。混合唾液(全唾液)とは混合唾液というのは、複数の唾液線から分泌された唾液が混ざりあったものです。具体的には、三大唾液線である耳下腺、顎下腺、舌下腺に加え、小唾液腺から分泌された唾液が混合されています。ちなみに、口腔内の唾液には、歯肉...

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唾液の組成

唾液には、沢山の無機質と有機質が含まれています。これらには、それぞれ異なる働きがあります。唾液に含まれる無機質カルシウムとリン酸カルシウムとリン酸は、エナメル質の再石灰化に寄与しています。同時に、歯石の形成にも関与しています。また、リン酸は唾液緩衝能を担う物質です。ちなみに、唾液のpHが中性に保たれ...

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ステファン曲線(カーブ)〜歯垢pHの時間変化

ステファン曲線とはステファン(Stephan)曲線は、甘い食べ物や飲み物を口にした際に、歯垢のpHがどのように変化するかを表したものです。具体的には、グルコースが10%含まれた液体で口をゆすいだ後、歯垢pHの時間変化を観察しました。そこでまず始めに、口腔内の歯垢pHの通常値と、歯のエナメル質が溶解す...

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Deanの分類〜歯のフッ素症の診断基準

歯のフッ素症の診断基準臨床では、歯のフッ素症を診断する上で、Dean(ディーン)の分類が用いられることが多いです。Deanの分類では、歯のフッ素症を以下の通り、6段階に分けて診断します。・正常型(normal)・疑問型(questionable)・軽微型(very mild)・軽度型(mild)・中...

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フッ素による急性中毒量と致死量

フッ素による急性中毒の濃度フッ素は歯質を強化し、虫歯を予防してくれる素晴らしい物質です。けれども、高濃度で使用すると急性中毒を引き起こすことがあります。濃度によっては死に至ることがありますので注意が必要です。以下に、急性中毒を引き起こし得るフッ素の濃度と致死量を記載します。急性中毒量致死量NaF濃度...

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フッ化物による急性中毒の救急処置法

フッ化物による急性中毒への対処法フッ素やフッ化物によって急性中毒を起こした場合、次の4つの方法で救急対応を行うことができます。・牛乳の経口投与・1%カルシウム溶液、石灰水での胃洗浄(2mg/kg以上)・10%グルコン酸カルシウムの静脈注射・ブドウ糖溶液、生理食塩水による補液フッ化物の誤飲直後は牛乳が...

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う蝕活動性試験(ウショクカツドウセイシケン)

う蝕活動性試験とはう蝕活動性試験とは、将来的なう蝕の発生や進行の可能性を予測するために行う検査です。検体としては、唾液やプラークが用いられます。う蝕活動性試験の種類う蝕活動性試験は、主に2つに分けることができます。微生物因子に関する試験1つ目は微生物因子に関する試験で、プラークなどに含まれる細菌の数...

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う蝕予防の5段階

う蝕予防の5段階とはう蝕予防の5段階とは、「LeavellとClarkの疾病の自然史」に沿った予防段階を、う蝕予防に応用したものです。以下に挙げるような5つの段階に分けることができます。@健康増進健康教育、栄養指導A特異的予防フッ化物の利用、小窩裂溝填塞B早期発見・即時処置X腺撮影による検診、う蝕の...

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歯科疾患実態調査(シカシッカンジッタイチョウサ)

歯科疾患実態調査とは歯科疾患実態調査とは、厚生労働省の主管で行われている歯科保健状況を調べる調査です。1957年から始まり、6年ごとに調査が実施されています。・厚生労働省の主管・歯科保健状況を調べる調査・6年ごとに調査を実施今後の歯科保健対策に必要となる基礎資料を得るために実施されている実態調査です...

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