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矯正歯科学

 

(随時更新中)

矯正歯科学記事一覧

口腔習癖

口腔習癖は、色々な歯列不正を引き起こします。そこでまず、主な口腔習癖についてご紹介していきます。弄唇癖(ろうしんへき)弄唇癖とは、唇を弄ぶ習癖で、以下のようなものがあります。・吸唇癖(きゅうしんへき)・咬唇癖(こうしんへき)吸唇癖は、下唇を吸い込む癖です。咬唇癖も唇を咬む癖ですが、こちらの方が、歯列...

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矯正力の作用時間(持続的・断続的・間歇的)

矯正力の作用時間とは矯正力の作用時間は、それぞれの装置がもたらす力の性質によって異なります。矯正力の作用時間を左右するのは、以下の3つの力です。・持続的な力・断続的な力・間歇的な力どれも似たような言葉なので、区別がしづらいかと思います。そこで、次の図を参照してください。(左図) 持続的な力 (中央)...

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固定源の部位による分類(顎内・顎間・顎外)

固定源の部位による分類矯正治療では、固定源をどこに設置するかによって、以下の3つに分類することができます。・顎内固定・顎間固定・顎外固定固定装置がひとつの顎に限局しているのか、上下の顎にまたがっているのか、あるいは顎の外に置かれているのかによって分類しています。顎内固定顎内固定では、固定源と移動歯が...

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アーチレングスディスクレパンシーの求め方

アーチレングスディスクレパンシーとはアーチレングスディスクレパンシー(arch length discrepancy)とは、歯列弓の大きさと歯の大きさの不調和を指します。私たちの歯は、顎の骨という決まったスペースに、決まった本数だけ並べる必要があります。これがもし、歯列弓が小さすぎたり、歯のサイズが...

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トータルディスクレパンシーの求め方

トータルディスクレパンシーについてトータルディスクレパンシー(total discrepancy)とは、抜歯・非抜歯の判定に用いられるものです。治療方針全般を決定する際にも利用されます。計算方法が少し煩雑なのですが、抜歯基準として用いる場合は、以下のようにシンプルにお考えください。-4mm以下   ...

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矯正装置の種類

こんなにもある!?矯正装置のバリエーション矯正装置には、沢山の種類があります。また、分類法も複数あるため、とてもわかりにくい項目となっています。そこで、矯正装置全体を見渡すために、まずその種類を網羅的にご紹介します。個々の矯正装置の適応症や禁忌症、作用や構成などは、個別ページで説明していきます。舌側...

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ヘッドギアの構造と使用目的

ヘッドギア(上顎顎外固定装置)とはヘッドギアとは、小児の矯正治療に使われる固定装置です。上顎顎外固定装置と呼ばれることもあり、文字通り、お口の中ではなく外に設置する、少し大がかりな矯正装置です。基本的には、上顎の成長を抑えるために用いられます。一般的なワイヤー矯正とは異なり、特殊なパーツによって構成...

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リップバンパーの使用目的と副作用

リップバンパー(唇緩衝装置)リップバンパーとは、唇緩衝装置(シンカンショウソウチ)とも呼ばれ、主に唇からの圧力をコントロールする際に用いられます。唇からの圧力を口唇圧といい、この力が強すぎても弱過ぎても、歯列に悪影響を及ぼします。ですので、異常な口唇圧がある場合は、リップバンパーによって取り除きます...

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アングル(Angle)の分類

アングルの分類とはアングルの分類とは、不正咬合の分類です。T級からV級まであり、不正咬合を診断する上では、欠かすことのできない指標となっています。ただ、少しわかりにくい部分があるので、順を追って説明していきます。上下の顎のバランスを見ているアングルの分類では、基本的に上下の顎のバランスの良し悪しを見...

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歯の移動様式

歯の移動様式の種類矯正治療における歯の移動様式は、次の6つを挙げることができます。歯は加えられる力の種類や方向によって、異なる移動様式を見せます。・傾斜移動(ケイシャイドウ)・歯体移動(シタイイドウ)・挺出(テイシュツ)・圧下(アッカ)・トルク(torque)・回転詳細については、個別ページをご覧下...

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差動矯正力(サドウキョウセイリョク)

差動矯正力とは差動矯正力(differential force)とは、歯を動かす際に必要となる力が、歯根の表面積によって異なることを意味する概念です。ですから、歯根がひとつしかない歯よりも、複数ある歯の方が必要となる矯正力が大きくなります。つまり、単根歯である犬歯よりも、複根歯である大臼歯の方が大き...

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アクチバトールの適応症と禁忌症

アクチバトールとは(図1)アクチバトールとは、可撤式矯正装置の一種です。主に夜間に装着する間歇的矯正装置です。金属製の顎間誘導線とレジン床から成り、構成がシンプルなため簡単に製作することができます。アクチバトールは、図1のa-fの部位によって構成されています。a 誘導線b 翼部c 歯部d 歯肉部e ...

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U級用アクチバトール

U級用アクチバトールとはU級用アクチバトールとは、上顎前突の改善に用いられる矯正装置です。U級用アクチバトールは、上顎舌側誘導線、下顎舌側誘導線、レジン床の3つのパーツから成ります。・上顎舌側誘導線・下顎舌側誘導線・レジン床U級用アクチバトールの作用U級用アクチバトールでは、下顎を前方へ誘導するよう...

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V級用アクチバトール

V級用アクチバトールとはV級用アクチバトールとは、下顎前突の改善に用いられる矯正装置です。V級用アクチバトールは、顎間誘導線とレジン床によって構成されています。装置を製作する際には、構成咬合をとる必要があります。具体的には、下顎が以下の位置になるように、後方へと移動させます。上下切歯の垂直的切端間距...

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タングクリブの構造と使用目的

タングクリブとはタングクリブとは、主に幼児の舌突出癖を防止するために用いられる矯正装置です。幼い子供によく見られる、舌を突き出す動作は、歯列不正の原因となります。ですから、タングクリブのような矯正装置を使って防止する必要があるのです。ちなみに、タングクリブはタングガードと呼ばれることもあります。タン...

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フレンケル装置の使用目的と適応症

フレンケル装置とはフレンケル装置は、アクチバトールから派生した矯正装置です。ですので、機能的顎矯正装置(F.K.O)の一種とも言えます。アクチバトールと比較すると、レジン床の部分が減少しているため、装置の常時使用が可能となっています。減少したレジン床の部分は、ワイヤーによって置き換えられています。フ...

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ナンスのホールディングアーチ

ナンスのホールディングアーチとはNance(ナンス)のホールディングアーチは、保隙を行う矯正装置です。小臼歯などを抜歯した際に、大臼歯が前方へと移動してくるのを防ぎます。加強固定を目的としています。抵抗源が口蓋にあるのが特徴です。ナンスのホールディングアーチの構成ナンスのホールディングアーチでは、パ...

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スライディングプレート

スライディングプレートとはスライディングプレートとは、オーバーバイトが大きい反対咬合の症例に用いられる矯正装置です。このケースでは、噛み合わせが深くなっていますので、下顎がなかなか後方へ下がっていきません。その結果、受け口の症状が固定化されてしまうのです。そこで、スライディングプレートを用いることで...

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二態咬合(ニタイコウゴウ)〜デュアルバイト

二態咬合とは二態咬合とは、咬み合わせが定まっていない状態を指します。デュアルバイトとも呼ばれている咬合状態です。咬み合う部位が複数存在している、と表現することもできます。ある種の上顎前突や幼児に現れやすい咬合位です。専門的には以下のように定義づけることができます。習慣性開閉運動の終末位と中心咬合位が...

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上顎前方牽引装置〜プロトラクター

上顎前方牽引装置(プロトラクター)とは上顎前方牽引装置とは、上顎骨の前方への成長を促進する矯正装置で、プロトラクターとも呼ばれています。顔面部を固定源とした顎整形力を上顎複合体に伝える装置です。上顎前方牽引装置の構造プロトラクターのの口腔外装置次の3つのパーツから構成されています。@口腔外装置固定源...

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オーバーコレクション

オーバーコレクションとはオーバーコレクションとは、正常の位置と思われる状態を超えて、過剰に歯を動かす処置を意味します。これは矯正治療後の後戻りを予測してとられる処置です。・正常な位置を越えて歯を動かす・治療後の後戻りを予測オーバーコレクションの具体例例えば、治療前に舌側転位していた歯は、正常と思われ...

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予測模型(ヨソクモケイ)

予測模型とは予測模型とは、矯正治療に使用されるもので、口腔模型の個々の歯を分割・移動し、ワックスで再排列したものを指します。抜歯の必要性など、治療計画を立てる上で重要な資料となります。そんな予測模型は、セットアップモデルと呼ばれることもあります。・口腔模型の個々の歯を分割、移動・ワックスで再排列・セ...

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トゥースサイズレイシオ

トゥースサイズレイシオとはトゥースサイズレイシオとは、上下顎歯列の調和を評価するための指標で、矯正治療に用いられます。上下額歯冠近遠心幅径を計測することで、その値が求められます。・上下顎歯列の調和を評価・上下額歯冠近遠心幅径を計測トゥースサイズレイシオの種類トゥースサイズレイシオは、オーバーオールレ...

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平行模型(ヘイコウモケイ

平行模型とは平行模型とは、矯正治療における診断用模型の一種です。模型基底面と咬合平面が平行となっていることから、平行模型という名称がつけられています。・矯正診断用模型の一種・模型基底面と咬合平面が平行平行模型の用途平行模型は、口腔内状態の記録や観察、それから歯及び歯列弓の分析を行うために製作されます...

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連続抜去法(レンゾクバッキョホウ)

連続抜去法とは連続抜去法とは、叢生の発現と悪化を予防するために行われる積極的な抑制矯正のひとつです。混合歯列期前期(ヘルマンの歯齢VA期)において、歯と歯列弓もしくは歯槽基底弓との間に不調和がある場合に適応されます。4切歯の萌出時点で萌出余地の不足という異常が見られ、ディスクレパンシーが予測される際...

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スピーの彎曲(ワンキョク)

スピー(Speeの)彎曲とはスピーの彎曲とは、解剖学者のSpeeによって発見された歯列の彎曲です。歯列を側方から見て、上下顎臼歯の頬側咬頭頂と、犬歯の尖頭および切歯の切縁を結ぶ曲線を指します。臼歯の頬側咬頭頂を結ぶ線は、ほぼ眼窩の内側端を中心とする円弧となります。・上下顎の歯列を側方から見る・臼歯の...

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下顎角(カガクカク)

下顎角とは下顎角とは、下顎枝後縁腺と下顎下縁平面のなす角度で、セファロ分析に用いられます。・下顎枝後縁腺と下顎下縁平面のなす角度・セファロ分析で活用下顎角の活用法下顎角は、下顎体と下顎枝の離開度を評価するための指標となります。この角度は、年齢によって変化し、幼児では約140°、成人では約120°、高...

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鋏状咬合(ハサミジョウコウゴウ)

鋏状咬合とは鋏状咬合とは、上顎臼歯の舌側咬頭が下顎臼歯の頬側に鋏状に接触している状態を指します。そのため鋏状咬合では、上下顎の臼歯が正常に咬頭嵌合していません。そんな鋏状咬合は、シザーズバイトと呼ばれることもあります。・上顎臼歯の舌側咬頭が下顎臼歯の頬側に鋏状に接触・上下顎の臼歯が正常に咬頭嵌合しな...

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ANB角

ANB角とはANB角とは、セファロ分析における角度計測のひとつです。直線NA〔ナジオン(N)とA点とを結ぶ直線〕と、直線NB〔NとB点とを結ぶ直線〕とのなす角度です。A-Bディフェレンスと呼ばれることもあります。・セファロ分析における角度計測項目・直線NAと直線NBのなす角・A-BディフェレンスAN...

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トゥースポジショナー

トゥースポジショナーとはトゥースポジショナーとは、可撤式保定装置の一種です。上下顎の全歯冠を覆う構造で、馬蹄形を成しています。・可撤式保定装置・上下顎の全歯冠を覆う・馬蹄形トゥースポジショナーの特徴トゥースポジショナーは、上下顎を一体とした装置であるため、三次元的な保定が可能です。また、歯を動かすこ...

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咬合斜面板(コウゴウシャメンバン)

咬合斜面板とは咬合斜面板とは、機能的矯正装置の一種です。混合歯列期の下顎遠心咬合の症例に適応される矯正装置です。そんな咬合斜面板は、ジャンピングプレートと呼ばれることもあります。・機能的矯正装置・混合歯列期の下顎遠心咬合に適応・ジャンピングプレート(別称)咬合斜面板の構造咬合斜面板は、以下に挙げる3...

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HIP平面(ヒップヘイメン)

HIP平面とはHIP(hamular notch incisive papilla plane)平面とは、左右のハミュラーノッチ(鉤状切痕)と切歯乳頭中央部との3点で構成される平面です。日本語では、鉤状切痕切歯乳頭平面といいます。・左右のハミュラーノッチと切歯乳頭中央部を結んだ平面・鉤状切痕切歯乳頭...

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重ね合わせ法(セファロ分析)

重ね合わせ法とは重ね合わせ法とは、セファロ分析における図形分析の一種です。治療前後や成長期の経年的変化をセファログラムのトレース図を重ね合わせることで評価します。・セファロ分析に用いられる・図形分析の一種・治療前後、成長期の経年変化を評価・セファログラムのトレース図を重ね合わせる重ね合わせ法によって...

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Y軸角(ワイジクカク)

Y軸角とはY軸角とは、セファロ分析における分析項目のひとつです。具体的にはダウンズ分析法に用いられる分析項目で、フランクフルト平面とセラ(S)-グナチオン(Gn)とのなす角です。ちなみにセラ(S)-グナチオン(Gn)をY軸と呼びます。・セファロ分析における分析項目・FH平面とY軸とのなす角Y軸角で評...

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タイポドント

タイポドントとはタイポドントとは、矯正歯科治療をシミュレーションするために用いられる矯正用咬合器です。歯の移動や咬合関係の変化を理解する上では、非常に役立ちます。また、マルチブラケット法の練習に用いられることもあります。・矯正用咬合器・矯正治療のシミュレーションに使われる・歯の移動や咬合関係の変化を...

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