水酸化カルシウム製剤の特徴
水酸化カルシウム製剤の作用
水酸化カルシウム製剤は、間接覆髄材、直接覆髄材、生活歯髄切断材、根管充填材として使用されている薬剤です。
この水酸化カルシウム製剤は、各種の細菌に持続的殺菌作用があります。
それに加え、壊死組織溶解作用、浸出液抑制作用、消炎作用、硬組織誘導作用、鎮痛作用、LPS不活化作用なども備えています。
・持続的殺菌作用
・死組織溶解作用
・浸出液抑制作用
・消炎作用
・硬組織誘導作用
・鎮痛作用
・LPS不活化作用
水酸化カルシウム製剤の特徴
水酸化カルシウムは白色粉末で、水に難溶性の物質です。
pHは約12で高アルカリ性を示し、殺菌作用はこの高アルカリ性によるものです。
けれども、何らかの理由でpHが下がると、抗菌効果が減少し殺菌効果も低下してしまいます。
・白色粉末
・水に溶けにくい
・高アルカリ性を示す(殺菌作用)
・pHが下がると殺菌効果も下がる