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間接抜髄(カンセツバツズイ)

間接抜髄の意味と適応

間接抜髄とは

 

間接抜髄とは、歯髄の全てを除去する際に、除痛法として失活法を行う治療法です。

 

抜髄をする際には、既に歯髄は死んでいるため、失活抜髄と呼ばれることもあります。

 

・歯髄の全部除去

 

・除痛のために失活法を事前に行う

 

・失活抜髄(別名)

 

間接抜髄の適応症

 

間接抜髄は、急性症状を伴わない歯髄が適応です。

 

全身疾患などによって局所麻酔が使えない症例で、活用されます。

 

・急性症状を伴わない歯髄

 

・局所麻酔が使えない症例

 

間接抜髄の手順

 

間接抜髄の手順は、以下の通りです。

 

・歯髄失活剤を歯髄組織に直接塗布

 

・失活剤の細胞毒、神経毒、血管毒で歯髄を失活

 

・歯髄組織が壊死してから抜髄

 

ちなみに歯髄失活剤は、う窩の象牙質面に塗布することもあります。

間接抜髄の歯髄失活剤

 

間接抜髄の失活剤では、以下のようなものが使用されます。

 

・亜ヒ酸糊剤

 

・パラホルム糊剤

 

 

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