クラウンダウン法の特徴と手順
クラウンダウン法とは
クラウンダウン法とは、根管拡大形成法の一種で、根管口部から根尖方向に向けて、拡大形成を行う方法です。
ニッケルチタン製ファイルを用いた標準的な根管拡大形成法です。
・根管拡大形成法の一種
・根管口部から根尖方向に向けて拡大形成
・ニッケルチタン製ファイルを活用
クラウンダウン法の手順と期待できる効果
クラウンダウン法では、テーパーの大きいファイルから小さいファイルに順次移行していきます。
そのため、細いファイル先端への負荷を軽減でき、ファイルの破折を防止すると同時に、彎曲根管への追従性を高めることができます。
根尖孔からのデブリの押し出しを抑えながらテーパー形成を行えるので、根管洗浄効果も向上します。
・テーパーの大きいファイルから小さいファイルに順次移行
・細いファイル先端への負荷を軽減
・ファイルの破折を防止
・彎曲根管への追従性が高まる
・根尖孔からのデブリの押し出しを抑制
・根管洗浄効果が向上
手用ファイルを用いたクラウンダウン法
手用ファイルを用いたクラウンダウン法でも、号数の大きいファイルで根管口部から拡大を開始し、小さいファイルに移行しながら根尖に拡大を進めていきます。
その際、ステップを作りながら根尖孔へと近づくため、最終的にはファイリングによって根管を滑沢にする必要があります。
・号数の大きいファイルで根管口部から拡大を開始
・小さいファイルに移行しながら根尖に拡大を進める
・ステップを作りながら根尖孔へと近づく
・最終的にはファイリングによって根管を滑沢にする必要がある
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