みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

間接覆髄法(カンセツフクズイホウ)

間接覆髄法の意味と特徴

間接覆髄法とは

 

間接覆髄法とは、深在性のう蝕ではあるが、健全象牙質が一層残存している窩洞に適応される歯髄保護法です。

 

一回の処置で罹患象牙質の徹底除去を行い、歯髄保護をはかります。

 

・深在性のう蝕で健全象牙質が一層残存している窩洞

 

・歯髄の保護法

 

・罹患象牙質の徹底除去を行う

 

接着性修復では間接覆髄は不要

 

コンポジットレジン修復のような接着性修復を行う場合は、覆髄・裏層の有無は術後の歯髄症状の発現に影響を及ぼさないことが臨床研究により判明しています。

 

そのため、接着性修復においては、間接覆髄は基本的に必要ないといえます。

 

・覆髄・裏層の有無は術後の歯髄症状の発現に影響を及ぼさない

 

・基本的には不要

 

接着性修復における例外

 

例外として、窩洞が著しく歯髄に近接した場合や、自発痛またはその既往がある場合などは、歯髄の炎症緩和(歯髄鎮静)や第三象牙質の形成誘導を目的に間接覆髄を行うことがあります。

 

・窩洞が著しく歯髄に近接

 

・自発痛またはその既往がある

 

・歯髄の炎症緩和や第三象牙質の形成誘導を目的

 

 

間接覆髄法(カンセツフクズイホウ) 関連ページ

アペキソゲネーシスとアペキシフィケーション
歯髄疾患(13)
根尖性歯周炎の原因
根尖性歯周炎の分類
急性単純性根尖性歯周炎の原因と症状
急性化膿性根尖性歯周炎の原因と症状
慢性単純性根尖性歯周炎の原因と症状
慢性化膿性根尖性歯周炎の原因と症状
歯根肉芽腫の原因と症状
歯根嚢胞の原因と症状
フェニックス膿瘍の原因と症状
ストッピング
根管貼薬剤(コンカンチョウヤクザイ)
タウロドント(タウロドンティズム)
根管充填に使用する器具
水酸化カルシウム製剤(根管貼薬剤)
水酸化カルシウム製剤の貼薬方法
根管洗浄剤〜根管の化学的清掃
セメント象牙境(セメントゾウゲキョウ)
生理学的根尖孔(セイリガクテキコンセンコウ)
不顕性露髄(フケンセイロズイ)
ホルムクレゾール(FC)
幻歯痛(ゲンシツウ)
コロナルリーケージ
外歯瘻(ガイシロウ)
根管長測定法(コンカンチョウソクテイホウ)
咬頭被覆(コウトウヒフク)
オーバーインスツルメンテーション
開口器(カイコウキ)
EMR(電気的根管長測定法)
根管通過法(コンカンツウカホウ)
アピカルジップ
歯根端切除術(シコンタンセツジョジュツ)
間接抜髄(カンセツバツズイ)
フレアーアップ
フレアー形成
フェリアーのセパレーター
アピカルシート・アピカルストップ
髄室(ズイシツ)
意図的再植(イトテキサイショク)
歯髄鎮痛消炎剤
タグバック
歯痛錯誤(シツウサクゴ)
マセランキット
待機的診断法
歯髄息肉(歯髄ポリープ)
慢性開放性歯髄炎
MTAセメント
直接覆髄(チョクセツフクズイ)
仮性露髄・不顕性露髄
歯髄振盪(シズイシントウ)
歯髄電気診
抜髄針(バツズイシン)
ホルマリングアヤコール
レッジ
ステップバック法
硬化性骨炎(コウカセイコツエン)
外科的歯内療法
根尖掻爬術(コンセンソウハジュツ)
スムースブローチ
クラウンダウン法
バランストフォース法
ウォッチワインディング法
アピカルカラー
残髄炎(ザンズイエン)

ホーム RSS購読 サイトマップ
Home Sitemap Mail Company