歯科国試過去問 97D-56
歯のフッ素症に関係するものはどれか。
a. 歯嚢細胞
b. 歯髄細胞
c. 象牙芽細胞
d. エナメル芽細胞
e. セメント芽細胞
*解答はページの一番下に掲載しています。
歯のフッ素症と診断基準
フッ素によって障害される部位とは
歯のフッ素症では、エナメル質に白斑が現れます。
つまり、フッ素によって障害されているのは、歯の表面に位置しているエナメル質なのです。
実際エナメル質は、人体の中で最もフッ素への感受性が高い性質を持っています。
ですので、エナメル質を形成するエナメル芽細胞がフッ素で障害された結果、エナメル質の形成不全が起こり、歯のフッ素症(斑状歯)が生じるといえます。
・白斑が生じる
・エナメル芽細胞が障害される
歯のフッ素症の診断基準
歯のフッ素症には、「Deanの分類」と呼ばれる診断基準があります。
次の通り、正常型から重症型までの6段階に分けられます。
・正常型(N)
・疑問型(Q)
・軽微型(VM)
・軽度型(M)
・中等度(MO)
・重症型(S)
基準の詳細については、「Deanの分類」のページをご覧ください。
解答
a ×
b ×
c ×
d ○
e ×