みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

開放性仮封法(かいほうせいかふうほう)

開放性仮封法の特徴と適応症について

開放性仮封法とは

 

開放性仮封法とは、急性根尖性歯周炎に適応される仮封法です。

 

髄室内への食渣の侵入を防ぎながら、急性炎症状態にある根尖膿瘍からの排膿路を確保するために行われる処置です。

 

・急性根尖性歯周炎に適応

 

・根尖膿瘍からの排膿路を確保するために行われる

 

開放性仮封法の種類・手順

 

開放性仮封法には、サンダラックバーニッシュを浸した綿球を髄室内に填入する方法や、ブローチを挿入したままセメントで仮封し、硬化後に引き抜くワイザー仮封などの方法があります。

 

・サンダラックバーニッシュを浸した綿球を髄室内に填入

 

・ブローチを挿入したままセメントで仮封し硬化後に引き抜く(ワイザー仮封)

 

開放性仮封法の注意点

 

細菌感染が起こることで、バイオフィルムが形成されるなどのリスクがあることから、長期間の根管開放は行いません。

 

基本的には、一両日中に仮封を行うこととなります。

 

 

 

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