フッ化ジアンミン銀の作用と使用方法
フッ化ジアンミン銀とは
フッ化ジアンミン銀とは、う蝕の進行抑制や象牙質知覚過敏の治療に用いられる薬剤です。
根管消毒に使用されることもある薬剤で、一般的にはサホライドと呼ばれています。
・う蝕の進行抑制
・象牙質知覚過敏の治療
・根管消毒
・サホライド(別称)
ちなみに、フッ化ジアンミン銀の薬理効果は、フッ素と銀に由来しています。
フッ化ジアンミン銀の使用方法
フッ化ジアンミン銀でう蝕の進行抑制や象牙質知覚過敏の治療では、38%溶液を使用します。
根管消毒では、3.8%溶液を使用します。
・う蝕の進行抑制、知覚過敏の治療 → 38%溶液
・根管消毒 → 3.8%溶液
フッ化ジアンミン銀の作用
フッ化ジアンミン銀の作用は以下の通りです。
・殺菌作用
・象牙芽細胞突起の凝固による疼痛発現の抑制
・結晶物による象牙細管の閉塞
・象牙細管の硬化促進
フッ化ジアンミン銀のデメリット
フッ化ジアンミン銀には、粘膜刺激作用や歯の黒変といったデメリットが存在しています。
そのため、前歯部への使用には注意が必要です。
・粘膜刺激作用
・歯の黒変
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