小児義歯の特徴や適応症
小児義歯とは
小児義歯とは、可撤保隙装置の一種で、床型保隙装置または乳歯義歯とも呼ばれています。
・可撤保隙装置の一種
・床型保隙装置、乳歯義歯 (別名)
小児義歯の適応症
乳歯の1/4顎2歯以上の早期喪失があり、咀嚼機能、発生・発語機能、審美性の低下がある場合に適応されます。
・乳歯の1/4顎2歯以上の早期喪失
・咀嚼機能、発生・発語機能、審美性の低下
小児義歯の目的
小児義歯は、現存する歯列・咬合状態を維持することを目的としています。
ただし、この装置によって総合咀嚼器官としての発育軌道が正常に維持されるとは限りません。
そのため、咬合の発育に応じた調整が必要となります。
・現存する歯列・咬合状態の維持
・咬合の発育に応じた調整が必要となります。
小児義歯の注意点
小児義歯は着脱可能であり、材料の性質上口腔内が汚染されやすいため、患児が術者の指示を十分に受けられないケースでは適応が難しいといえます。
・着脱可能で材料の性質上口腔内が汚染されやすい
⇒ 患児の協力が不可欠
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