ケルビズムの原因や症状
ケルビズムとは
ケルビズムとは、顎骨に発生する巨細胞肉芽腫です。
乳児期に初発し、下顎の無痛性、非対称性膨隆が特徴的な疾患です。
家族性で、女性に好発します。
・顎骨に発生する巨細胞肉芽腫
・乳児期に初発
・下顎の無痛性、非対称性膨隆
・家族性
・女性に好発
ケルビズムの症状
ケルビズムでは、骨膨隆が増大することで、天使様顔貌という特徴的な顔貌が現れるようになります。
ただし、骨膨隆は思春期を迎えるころに消退していきますので、天使様顔貌も正常なものへと戻っていきます。
・天使様顔貌
・骨膨隆は思春期頃に消失
ケルビズムの病理組織学的な特徴
ケルビズムでは、線維性結合組織中に多核巨細胞が不規則に散見されます。
そのため、脈瘤性骨嚢胞や巨細胞腫との鑑別が必要となります。
・線維性結合組織中に多核巨細胞が不規則に散見
・脈瘤性骨嚢胞や巨細胞腫との鑑別診断が必要
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