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Scammonの発育曲線

Scammon(スキャモン)の発育曲線

小児の体を理解する上で、各臓器がどう成長していくのかを知っておくのは重要です。

 

そこで、Scammon(スキャモン)の発育曲線についてご紹介します。

 

この曲線を見れば、何歳の段階で、それぞれの臓器がどういう発育状態にあるのかがひと目でわかります。

 

Scammon(スキャモン)の発育曲線は、以下の4つに分類されています。

 

・リンパ系型

 

・神経系型

 

・一般系型

 

・生殖系型

 

sccamoncurve

 

この図は、20歳になった段階の臓器の成長量を100%としています。

 

それを踏まえて、各タイプの特徴を見ていきましょう。

 

リンパ系型

 

リンパ系型には、胸腺、リンパ線、扁桃が含まれています。

 

スパートがかかるのは、幼児期後半(6歳ごろ)で、神経系よりは遅いです。

 

ピークは12歳ごろで、成人の2倍に達します。

 

その後は、徐々に縮小していき、100%に落ち着きます。

 

神経系型

 

神経系型には、脳、脳頭蓋骨、脊髄、視覚器(眼)が含まれています。

 

スパートがかかるのは、4つの中で最も早いです。

 

ピークは8歳ごろで、そこからはほぼ増加は見られなくなります。

 

一般系型

 

一般系型には、骨格、筋肉、循環器、消化器、顎骨、顔面頭蓋、動脈、静脈、血液が含まれています。

 

S字カーブを描くのが特徴です。

 

生殖系型

 

生殖系型には、精巣、卵巣、性器が含まれています。

 

スパートがかかるのは12歳以降で、4つの中で最も遅いです。

 

二次性徴の時期を考えたら、理解しやすいかと思います。

 

 

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