移転歯(イテンシ)
移転歯とは
移転歯とは、歯の萌出する位置が隣在歯と逆になっているものを指します。
異所萌出と呼ばれることもあります。
移転歯の原因
移転歯の原因は次の通りです。
・歯胚の位置異常
・萌出部位の不足
・歯と歯槽骨との骨性癒着(アンキローシス)
移転歯の好発部位
移転歯の好発部位は次の通りです。
・上顎犬歯と上顎第一小臼歯との間
移転歯の治療法
移転歯は、移動距離が短い場合は矯正治療でも対応可能です。
一方、移動距離が長く、歯根の位置も完全に逆になっている場合は、手をつけることが難しいです。
そうしたケースでは、それぞれの対合歯との咬合を調整することになります。
場合によっては、周囲の歯に悪影響が及ぶため、抜歯適用となることもあります。
移転歯(イテンシ) 関連ページ
- 循環障害(虚血と充血とうっ血)
- 歯髄の変性
- 出血の種類
- 個々の歯の位置異常
- 歯の傾斜
- 歯の捻転(ネンテン)
- アンキローシス(骨性癒着)
- 逆生歯(ギャクセイシ)
- 上皮異形成の特徴と診断基準
- サルコイドーシス(肉芽腫性疾患)
- フォーダイス斑の症状と原因
- 歯髄の色素変性
- 肉芽組織(ニクゲソシキ)
- 石灰変性(セッカイヘンセイ)
- 硝子様変性(ショウシヨウヘンセイ)
- 空胞変性(クウホウヘンセイ)
- 脂肪変性(シボウヘンセイ)
- 退行性変化(タイコウセイヘンカ)
- 滲出機転(シンシュツキテン)
- 先天性梅毒による歯の形成不全(フルニエ歯・ハッチンソン歯)
- ハッチンソン歯の症状と組織像
- フルニエ歯(ムーン歯)の症状と組織像
- 過蓋咬合(カガイコウゴウ)〜ディープバイト
- 咬合異常(歯列不正)の種類と症状
- 交叉咬合(コウサコウゴウ)〜クロスバイト
- 開咬(カイコウ)〜オープンバイト
- 上顎前突(ジョウガクゼントツ)の症状と分類
- 下顎前突(カガクゼントツ)の症状と分類
- 切端咬合(セッタンコウゴウ)の原因と症状
- パパニコロウ分類(細胞診)
- 中心結節(チュウシンケッセツ)
- ピンク歯
- 口角炎・口角びらん・口角潰瘍
- 黄色環(カドミウムリング)
- エプーリス
- フェネストレーション
- エナメル真珠・エナメル滴
- 化生(カセイ)