みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

上皮異形成の特徴と診断基準

上皮異形成にみられる変化(13項目)

WHOが提唱する上皮異形成の変化13項目

 

WHOはに、上皮異形成において確認することができる細胞の変化を以下の13項目にまとめました。

 

そのままの表現で記載しているため、少し難解な部分がありますがご了承ください。

 

臨床の現場では、この13項目を白板症や紅板症の病理組織学的評価に活用しています。

 

1)基底細胞の極性の喪失

 

2)1層以上にわたる基底細胞様細胞の存在

 

3)核・細胞質比(N/C)の増加

 

4)滴状型の上皮突起

 

5)不規則な上皮の重層

 

6)核分裂像の増加

 

7)異常分裂像の出現

 

8)上皮層の上半部における核分裂像の出現

 

9)細胞・核の多形成 → 大小不同

 

10)核のクロマチン過染性(濃染性)

 

11)核小体の増大

 

12)細胞間結合の減退

 

13)棘細胞層における単一細胞または細胞群の異角化

 

 

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