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エプーリス

エプーリス・歯肉腫の意味と特徴

エプーリスとは

 

エプーリスとは、歯間乳頭部歯肉に生じる有茎性の腫瘤状増殖物です。

 

歯肉腫(シニクシュ)と呼ばれることもあります。

 

エプーリスの特徴

 

エプーリスの多くは、限局性反応性増殖物で、本当の意味での腫瘍ではありません。

 

発育は緩慢で、腫瘤の増大に伴い、歯槽骨が圧迫吸収され、歯の傾斜、離開、動揺をきたすことがあります。

 

エプーリスの発生由来

 

エプーリスの発生由来は、歯肉の結合組織、歯槽骨、歯槽骨膜、歯根膜などです。

 

エプーリスの原因

 

エプーリスの原因は、歯列不正、不適合な補綴装置による機械的刺激、歯肉炎や歯周炎などの慢性炎症性刺激、ホルモンによる内分泌異常などが挙げられます

 

エプーリスの表面性状

 

エプーリスの表面性状は以下の通りです。

 

・平滑

 

・半球状、結節状、分葉状

 

エプーリスの種類

 

エプーリスには、原因や症状の違いによって、様々なな種類が存在します。

 

・線維性エプーリス

 

・妊娠性エプーリス

 

・肉芽腫生エプーリス

 

・セメント質形成エプーリス

 

・骨セメント質形成エプーリス

 

・先天性エプーリス

 

 

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