空胞変性(クウホウヘンセイ)
空胞変性とは
空胞変性とは、細胞内および細胞間に空胞を形成する病態です。
歯の場合は、象牙芽細胞や歯髄細胞に、この変性が見られます。
これらの細胞内に液体が貯留して空胞を形成していくようになります。
空胞とは、泡のようなものですね。
そのサイズは大小様々です。
空胞の数が増えると、細胞内の核が端に追いやられるようになります。
また、空胞変性が進行していくと、細胞内だけではなく細胞間にも空胞が生じるようになります。
その結果、歯髄細胞は索状に並び、段々と網様状を呈していきます。
これらは、細胞が空胞によって圧迫されたために生じると言えます。
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