みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

空胞変性(クウホウヘンセイ)

空胞変性(クウホウヘンセイ)

空胞変性とは

 

空胞変性とは、細胞内および細胞間に空胞を形成する病態です。

 

歯の場合は、象牙芽細胞歯髄細胞に、この変性が見られます。

 

これらの細胞内に液体が貯留して空胞を形成していくようになります。

 

空胞とは、泡のようなものですね。

 

そのサイズは大小様々です。

 

空胞の数が増えると、細胞内の核が端に追いやられるようになります。

 

また、空胞変性が進行していくと、細胞内だけではなく細胞間にも空胞が生じるようになります。

 

その結果、歯髄細胞は索状に並び、段々と網様状を呈していきます。

 

これらは、細胞が空胞によって圧迫されたために生じると言えます。

 

 

 

空胞変性(クウホウヘンセイ) 関連ページ

循環障害(虚血と充血とうっ血)
歯髄の変性
出血の種類
個々の歯の位置異常
歯の傾斜
歯の捻転(ネンテン)
アンキローシス(骨性癒着)
逆生歯(ギャクセイシ)
移転歯(イテンシ)
上皮異形成の特徴と診断基準
サルコイドーシス(肉芽腫性疾患)
フォーダイス斑の症状と原因
歯髄の色素変性
肉芽組織(ニクゲソシキ)
石灰変性(セッカイヘンセイ)
硝子様変性(ショウシヨウヘンセイ)
脂肪変性(シボウヘンセイ)
退行性変化(タイコウセイヘンカ)
滲出機転(シンシュツキテン)
先天性梅毒による歯の形成不全(フルニエ歯・ハッチンソン歯)
ハッチンソン歯の症状と組織像
フルニエ歯(ムーン歯)の症状と組織像
過蓋咬合(カガイコウゴウ)〜ディープバイト
咬合異常(歯列不正)の種類と症状
交叉咬合(コウサコウゴウ)〜クロスバイト
開咬(カイコウ)〜オープンバイト
上顎前突(ジョウガクゼントツ)の症状と分類
下顎前突(カガクゼントツ)の症状と分類
切端咬合(セッタンコウゴウ)の原因と症状
パパニコロウ分類(細胞診)
中心結節(チュウシンケッセツ)
ピンク歯
口角炎・口角びらん・口角潰瘍
黄色環(カドミウムリング)
エプーリス
フェネストレーション
エナメル真珠・エナメル滴
化生(カセイ)

ホーム RSS購読 サイトマップ
Home Sitemap Mail Company