開咬の原因と症状
開咬とは
開咬とは、上下顎の小臼歯部から前歯部にかけてが接触していない状態を指します。
オープンバイトと呼ばれることもあります。
正常に接触および咬合しているのは臼歯部のみとなり、正面から見ると、上下顎間に空隙が見受けられます。
ただし、開咬には臼歯部開咬と呼ばれるものもあるため、一般的な開咬を前歯部開咬と呼ぶこともあります。
・前歯部開咬
・臼歯部開咬
開咬の原因
開咬の原因は、歯槽性のものと骨格性のものとに分けることができます。
・歯槽性
・骨格性
乳幼児などに見られる口腔習癖が原因となって、開咬となるケースも少なくありません。
指しゃぶりや舌を突き出す習癖ですね。
このケースでは、多くの場合で歯槽性の開咬となります。
骨格性の開咬は、文字通り上下顎の骨に原因が見られます。
開咬の特徴
開咬には、次のような特徴が現れます。
| 開咬の特徴 | |
|---|---|
| 前歯 | 圧下 |
| 大臼歯 | 挺出 |
| 下顎 | 時計回りに回転 |
| 下顎角 | 大きい |
| 下顎下縁平面角 | 大きい |
| 前顔面高 | 大きい |
その他、開咬では long face と呼ばれる面長な特徴が見られます。
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