みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)

SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)の意味

SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)とは

 

SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)とは、歯周治療によって病状が比較的安定した症例に行われる治療法です。

 

ただ、あくまで「安定した状態」であり、治癒ではありませんので、そのままメインテナンスに移行することができません。

 

ですので、SPTとメインテナンスは似て非なるものであるという点がポイントです。

 

・病状が安定した症例(治癒ではない)

 

・メインテナンスとは違う

 

SPTの適応症

 

SPTは、病状は安定しているものの、4mm以上のポケットが残存したり、根分岐部病変が認められたりと、歯周組織の一部に病変が残っている症例に適応されます。

 

・歯周組織の病状は安定している

 

・4mm以上のポケットや根分岐部病変などが一部に残る

 

SPTの内容

 

SPTの内容は以下の通りです。

 

メインテナンスの内容と似ていますが、LDDSやポケット洗浄が含まれていることがポイントです。

 

・口腔衛生指導

 

・スケーリングルートプレーニング(SRP)

 

・PMTC

 

・LDDS

 

・ポケット内洗浄

 

 

SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー) 関連ページ

スティップリング(Gingival Stippling)
歯の動揺〜Millerの分類
咬合性外傷と外傷性咬合
根分岐部病変の原因と分類
Lindhe(リンデ)の根分岐部病変分類【図】
Glickman(グリックマン)の根分岐部病変分類
ファルカプラスティの適応と術式
トンネリングの適応と術式
歯根分離法(ルートセパレーション)の適応と術式
根分岐部病変の治療法
歯根切除法(ルートリセククション)の適応と術式
ヘミセクションの適応と術式
トライセクションの適応と術式
歯肉増殖症の原因となる薬剤
歯肉増殖症の治療法
遺伝性の歯肉増殖症
歯周外科治療の目的
歯周外科治療の禁忌症
歯周外科治療の種類
歯周ポケット掻爬術
再付着と新付着(歯肉組織)
口腔前庭拡張術
小帯切除術(ショウタイセツジョジュツ)
エムドゲイン
歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石
歯石の化学的組成
ポケットデプスとプロービングポケットデプスの違い
パラタルフラップの手順
パラタルフラップの利点
パラタルフラップの特徴
新付着術(ENAP)
ボーンサウンディング
歯肉歯槽粘膜形成術(シニクシソウネンマクケイセイジュツ)
アタッチメントレベル
フェストゥーン
辺縁性歯周炎(ヘンエンセイシシュウエン)
歯周パック
シュガーマンファイル
エナメルマトリックスタンパク質(EMD)
侵襲性歯周炎(シンシュウセイシシュウエン)
ペリオドンタルメディシン
外斜切開(ガイシャセッカイ)
内斜切開(ナイシャセッカイ)
壊死性潰瘍性歯肉炎
歯肉歯槽粘膜境(シニクシソウネンマクキョウ)
プラークリテンションファクター
歯肉膿瘍(シニクノウヨウ)
歯冠長延長術(シカンチョウエンチョウジュツ)
萌出性歯肉炎(ホウシュツセイシニクエン)
歯肉頬移行部(シニクキョウイコウブ)
思春期性歯肉炎
歯肉弁根尖側移動術(APF)
歯肉アメーバ
歯周嚢胞(シシュウノウホウ)
アタッチメントロス
アタッチメントゲイン
両側乳頭弁移動術
クレン・カプランのポケットマーカー
歯根膜腔(シコンマククウ)
歯肉溝内切開(シニクコウナイセッカイ)

ホーム RSS購読 サイトマップ
Home Sitemap Mail Company