歯肉膿瘍の意味と特徴
歯肉膿瘍とは
歯肉膿瘍とは、根尖性歯周炎の進展によって、根尖相当部歯肉粘膜下、または歯肉骨膜下に膿が貯留したものを指します。
膿瘍または瘻孔を伴うのも特徴のひとつです。
そんな歯肉膿瘍は、パルーリス(parulis)と呼ばれることもあります。
・根尖性歯周炎が原因
・根尖相当部歯肉粘膜下、歯肉骨膜下に膿が貯留
・瘻孔を伴うこともある
・パルーリス(別名)
歯肉膿瘍の好発時期と原因
歯肉膿瘍は、乳歯列期や混合歯列期に高頻度で見られます。
乳歯う蝕の放置や予後不良の結果、生じることが多いです。
・乳歯列期や混合歯列期に好発
・乳歯う蝕の放置や予後不良が原因
歯肉膿瘍の症状
歯肉膿瘍では、膿瘍が形成されるまでに疼痛が発現したり、小範囲の腫脹や違和感といった不快症状が現れることが多いです。
・疼痛
・小範囲の腫脹や違和感
歯肉膿瘍の治療法
歯肉膿瘍の治療は、原因歯の根管治療や抜去が主となっています。
呼息的には歯肉膿瘍部の掻把といった処置がとられることもあります。
・原因歯の根管治療や抜去(原因療法)
・歯肉膿瘍部の掻把(対症療法)
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