歯周嚢胞の特長と症状
歯周嚢胞とは
歯周嚢胞とは、歯根膜の歯冠側部の歯原性上皮から発生した嚢胞です。
炎症性傍側性嚢胞と呼ばれることもあります。
・歯根膜の歯冠側部の歯原性上皮から発生した嚢胞です。
・炎症性傍側性嚢胞(WHO分類)
歯周嚢胞の特徴
歯根膜に含まれる歯原性上皮に由来し、歯周ポケットにおける炎症過程の結果として生じます。
歯根の側面で歯頚部寄りに出現する嚢胞です。
半埋伏歯の遠心歯頚部寄りに発生するものを、特にホフラート歯周嚢胞と呼んでいます。
・歯根膜に含まれる歯原性上皮に由来
・歯周ポケットにおける炎症過程で生じる
・ホフラート歯周嚢胞(半埋伏歯の遠心歯頚部寄りに発生)
側方性歯周嚢胞とは別物
ちなみに、側方性歯周嚢胞は、歯原性上皮の遺残に由来するものの、上皮性嚢胞の「発育性」に分類されるため、炎症性刺激の結果生じる嚢胞ではありません。
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