真歯の意味と特徴
真歯とは
真歯とは、脊椎動物に見られる「真の歯(true tooth)」を指します。
真歯は硬組織で、必ず象牙質を伴っているのがポイントです。
・脊椎動物に見られる真の歯
・硬組織で必ず象牙質を伴う
エナメル質がなくても真歯
真歯の中には、エナメル質またはセメント質を欠いているものもありますが、定義上、それらも真の歯といえます。
組織構造や発生過程が真歯とは異なるものに、角質歯(カクシツシ)があります。
・エナメル質またはセメント質を欠いていても真歯
・角質歯組織構造や発生過程が異なる
角質歯については、個別ページで詳しく解説しています。
第111回国家試験で出題
第111回のB問題で、以下のような出題がありました。
真歯に必須の構造物はどれか。1つ選べ。
a 歯髄
b 歯槽骨
c 象牙質
d エナメル質
e セメント質
答えは、象牙質です。
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