みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

新産線(シンザンセン)

新産線の意味と特徴

新産線とは

 

新産線とは、新生児線とも呼ばれる成長線です。

 

エナメル質と象牙質の両者において、出生前後に形成された部分の境界に一致して出現します。

 

・新生児線(別名)

 

・成長線の一種

 

・エナメル質と象牙質において出生前後に形成された部分の境界に出現

 

新産線の特徴

 

新産線は、軽度な石灰化障害を起こしています。

 

これは出生に伴う環境の変化に起因していると考えられます。

 

・軽度な石灰化障害

 

出生に伴う環境の変化に起因

 

新産線が出現する歯種

 

乳歯については、すべての歯種において、新産線が確認されます。

 

特に乳切歯と乳犬歯では、ほぼすべてに存在しています。

 

乳歯

 

・すべての歯種

 

・乳切歯と乳犬歯では全例に存在

 

永久歯については、第一大臼歯の約20%の割合で、新産線が出現します。

 

永久歯

 

・第一大臼歯(約20%)

 

新産線の構造

 

新産線は、成長線であるレチウス線条オーエンの外形線(象牙質)が、それぞれ幅広く強調された線条構造として認められます。

 

・レチウス線条とオーエンの外形線が幅広く強調された線条構造

 

 


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