象牙質粒(ゾウゲシツリュウ)
象牙質粒とは
象牙質粒(denticle)とは、高齢者の歯髄によく見られる硬組織です。
歯髄結石とも呼ばれ、加齢に伴って形成される象牙質とお考えください。
第二象牙質や第三象牙質との違いは、その形態が粒(瘤)状であるという点を挙げることができます。
また、形成される部位にも特徴があります。
形成部位による分類
象牙質粒は、形成される部位に応じて、次の3つに分類することができます。
・遊離性象牙質粒
・壁着性象牙質粒
・介在性象牙質粒
遊離性象牙質粒
遊離性象牙質粒は、歯髄内で遊離性に存在しています。
壁着性象牙質粒
壁着性象牙質粒は、象牙質壁に付着する形で存在しています。
介在性象牙質粒
介在性象牙質粒は、第二象牙質の増生に伴って形成されるもので、遊離性象牙質粒が歯根象牙質に埋入されたものを指します。
象牙細管の有無による分類
象牙質粒は、その内部に象牙細管を有しているか否かで、次の2つに分類できます。
・真性象牙質粒(細管あり)
・仮性象牙質粒(細管なし)
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