みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

根尖分岐(コンセンブンキ)

根尖分岐の意味と特徴

根尖分岐とは

 

根尖分岐とは、根尖側1/3付近で主根管から分かれた根管の細い枝です。

 

副根管(フクコンカン)の一種で、歯根表面に開口します。

 

・根尖側1/3付近で主根管から分かれた細い根管

 

・副根管の一種

 

・歯根表面に開口

 

根尖分岐が生じるメカニズム

 

根尖分岐は、歯の発生段階のうち、歯根形成終盤の根尖部形成中に、太い血管や神経が残遺して生じたものです。

 

・根尖部形成中の太い血管や神経が残遺して生じたもの

 

根尖分岐の根管治療に及ぼす影響

 

Y字状や三角州状の複雑な形態を呈するため、感染根管治療の際には、根管拡大形成、根管洗浄、根管消毒、根管充填などが十分に行えないことがあります。

 

ですから、複雑な形態の根尖分岐は、予後に関係する要素の1つといえます。

 

・Y字状や三角州状の複雑な形態を呈する

 

・根管拡大形成や根管充填などが不十分になりやすい

 

 


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