メッケル軟骨の特徴と発生
メッケル軟骨とは
・第一鰓弓に発生
・棒状の軟骨
・胎児の下顎の第一義的な構造を作る
・一部はツチ骨、キヌタ骨になる
メッケル軟骨とは、第一鰓弓に発生する棒状の軟骨です。
胎児の下顎の第一義的な構造を作ります。
メッケル軟骨の特徴
胎生6週中にメッケル軟骨の外側で、間葉の増殖が起こり、新たに下顎骨の原基が発生します。
メッケル軟骨は、成長すると退化・消失します。
・胎生6週中にメッケル軟骨の外側で間葉の増殖が起こる
・新たに下顎骨の原基が発生
・成長すると退化・消失
ただし、すべて消失するわけではなく、背側に位置する軟骨は、2つの耳小骨、すなわちツチ骨、キヌタ骨およびツチ骨靭帯と蝶下顎靭帯になります。
・ツチ骨
・キヌタ骨
・ツチ骨靭帯
・蝶下顎靭帯
ちなみに、爬虫類や両生類では、メッケル軟骨が終生存在します。
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